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後場に注目すべき3つのポイント~引き続き景気敏感株は手がけにくい

発行済 2019-05-16 12:46
更新済 2019-05-16 13:00
後場に注目すべき3つのポイント~引き続き景気敏感株は手がけにくい

16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反落、引き続き景気敏感株は手がけにくい・ドル・円は下げ渋り、国内勢の押し目買いで・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ (T:9984)、同2位は東エレク (T:8035)■日経平均は反落、引き続き景気敏感株は手がけにくい日経平均は反落。

132.95円安の21055.61円(出来高概算7億2075万株)で前場の取引を終えた。

前日の米国株式市場では、トランプ米大統領が輸入自動車に対する関税引き上げを巡る判断を最大6ヶ月間延期するとの報道が好感され、主要3指数は揃って上昇した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの21160円、為替相場において前日日中比でやや円高方向に傾くなか、本日の東京市場は朝方は売り先行でのスタートを切った。

トランプ米大統領が、国家安全保障上にリスクをもたらす通信機器の国内企業による使用を禁止する大統領令に署名したことが東京時間朝方に伝わったこともあり、海外短期筋による売りを誘った。

寄り付き時点で買い先行となった自動車株などに対しては、直後に売りが優勢となった。

前場中ごろから取引が開始された上海総合指数が直後にプラスに転じたことなどから、日経平均も下げ渋る格好に。

セクターでは、石油・石炭製品や海運業、証券・商品先物取引業などが軟調な一方で、電気・ガス業や倉庫・運輸関連業、建設業は堅調であった。

売買代金上位銘柄では、ファーストリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、日産自動車 (T:7201)、リクルートホールディングス (T:6098)、三菱地所 (T:8802)、第一生命HD (T:8750)が上昇。

一方で、中国個人消費の鈍化による影響懸念が強まった資生堂 (T:4911)が4%を超える下落となったほか、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、三菱UFJ (T:8306)、武田薬 (T:4502)は軟調。

前日に19年3月期の決算を発表した三菱UFJの純利益は8727億円で前期比11.8%減益となり、1-3月期はほぼ収支均衡水準にとどまった。

期待されていた自社株買い発表も見送られ、マイナス材料と捉える向きが多かったようだ。

米商務省が、中国・華為技術(ファーウェイ)に対する米国製部品などの事実上の禁輸措置を発動したほか、トランプ大統領は、安全保障上の脅威がある外国企業からの米企業による通信機器調達を禁じる大統領令にも署名。

これにより、米中貿易摩擦に対する警戒感を改めて認識させられるかたちとなった。

6月に入ると、米国が10%から25%に引き上げた関税率が適用された10日以降出荷分の到着や中国による制裁関税発動が控える。

これら関税の影響が出始める前に米中合意に至る期待感は薄れており、市場の関心は、6月28、29日に大阪で開催される主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議の場における米中トップによる会談へと移ってきている。

この結果を見極めたいとのムード、並びに米中対話を巡るニュースフローに反応した短期筋に振らされる展開は目先も続くことが見込まれ、早期に積極的なリスクオンムードに至るといったシナリオは見込みにくいだろう。

これを受け、短期筋による先物売買の動向や経済指標の影響を受けやすいとされる景気敏感株は手がけにくく、好業績銘柄や内需ディフェンシブ銘柄、中小型株などへと関心が向かいやすい需給状況へと傾きやすいとみられる。

■ドル・円は下げ渋り、国内勢の押し目買いで16日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。

豪ドルの下落に連動したが、国内勢を中心とした押し目買いでドルは109円半ばに値を戻した。

ドル・円は、朝方の取引で109円60銭を付けた後、日経平均株価の軟調スタートでやや円買いに振れた。

また、10時半に発表された豪失業率の悪化で豪ドル・円の下落にけん引され、ドルは109円30銭台に下げる場面もあった。

その後、正午にむけてドルは押し目買いなどで109円50銭付近に持ち直している。

欧米株式先物は軟調推移が続き、ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏に変わりはないが、ドルは下値の堅さが意識されているようだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円33銭から109円60銭、ユーロ・円は122円54銭から122円81銭、ユーロ・ドルは1.1200ドルから1.1209ドルで推移した。

■後場のチェック銘柄・倉元製作所 (T:5216)やUbicomホールディングス (T:3937)など、11銘柄がストップ高※一時ストップ高・安(気配値)を含みます・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ (T:9984)、同2位は東エレク (T:8035)■経済指標・要人発言【要人発言】・米商務省「ファーウェイと関連企業70社を貿易ブラックリストに」・中国ファーウェイ「米国政府との協議を望む」「不当な規制は権利を侵害し、深刻な法的問題を生じさせる」【経済指標】・日・4月企業物価指数:前年比+1.2%(予想:+1.1%、3月:+1.3%)・豪・4月失業率:5.2%(予想:5.0%、3月:5.1%←5.0%)・豪・4月雇用者数増減:+2.84万人(予想:+1.5万人、3月:+2.77万人←+2.57万人)・ユーロ圏財務相会合

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