■弱含み、合意なきEU離脱への警戒感強まる先週のポンド・円は弱含み。
6月13日実施の英保守党党首選の第1回投票でジョンソン前外相が大差でトップになったことを受けて、リスク回避のポンド売りが優勢になった。
英首相交代後に英国は合意なしに欧州連合(EU)から離脱するとの懸念はさらに強まる状況となった。
取引レンジ:136円52銭−138円36銭。
今週のポンド・円はもみ合いか。
19-20日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)では、ややタカ派的な意見も見込まれるため、リスク回避的なポンド売りは多少弱まりそうだ。
ただ、英次期首相に強硬派が選出されるとの観測がさらに広がった場合、「合意なき離脱」への警戒でポンド買いは抑制されよう。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・6月19日:5月消費者物価コア指数(4月:前年比+1.8%)・6月20日:5月小売売上高(4月:前月比0.0%)・6月20日:英中央銀行MPCが金融政策発表(政策金利は現状維持の予想)予想レンジ:135円00銭−138円00銭