26日の米国市場では、NYダウが11.40ドル安の26536.82と緩む一方、ナスダック総合指数は25.25pt高の7909.97と締まり、シカゴ日経225先物も大阪日中比50円高の21100円と小幅高。
27日早朝の為替は1ドル=107円70銭台と、26日大引け時点に比べて円安方向に振れている。
本日の東京市場は円安を受けて、輸出関連株を中心に前日に下げた銘柄の買い戻しや押し目買いの動きが先行しよう。
特に米SOX指数の上昇から昨日に上昇した村田製 (T:6981)、太陽誘電 (T:6976)、アドバンテスト (T:6857)など電子部品セクターの続伸が予想される。
トヨタ自動車 (T:7203)、キーエンス (T:6861)、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)といった主力銘柄がプラス圏を保てば市場心理が上向き、米中貿易問題の影響が少ない内需銘柄や新興市場の中小型株の買い気も誘うだろう。
ただ、29日に予定される米中首脳会談の行方を見極めようとする雰囲気が強いため、相場全体で上値を追う展開は期待しにくく、前日の下落幅を埋める程度の値戻しに留まる銘柄が多くなる可能性がある。
一方で、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたCTC (T:4739)、マンダム (T:4917)、特殊陶 (T:5334)、日本信号 (T:6741)、アークランドサカモト (T:9842)などに注目。