12日の米国長期債相場は強含み。
米国の6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったものの、エバンス・シカゴ連銀総裁のハト派発言で7月の利下げ観測が再燃した。
米労働省が発表した6月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.1%と低下予想に反して5月と同水準を維持した。
前年比では+1.7%と、5月の+1.8%から低下したものの予想の+1.6%を上回った。
また、変動の激しい食品、エネルギーを除いたコアPPIは前月比+0.3%と、予想外に上昇。
前年比では+2.3%と、低下予想に反し、5月と同水準を維持した。
また、エバンス・シカゴ連銀総裁は「年末までに50ベーシスポイントの利下げを予想」などと述べた。
2年債利回りは1.85%(前日比:-1bp)、10年債利回りは2.12%(同比:-2bp)、30年債利回りは2.65%(同比:-1bp)で取引を終えた。