アイル (T:3854):1968円(+210円)急騰。
先週末に19年7月期の決算を発表、営業利益は9.5億円で前期比80.8%増益となった。
従来予想の9.2億円をやや上回る着地になる。
主力のシステムソリューション事業の売上が大きく伸びたことが好業績の主因。
20年7月期も12億円で同26.2%増と大幅増益継続を見込んでいる。
3か年の中期計画も発表、22年7月期営業利益は20億円の水準を見込んでいる。
あらためて高い収益成長期待へとつながっているようだ。
ポールHD (T:3657):1030円(-173円)急落。
先週末に上半期の決算を発表、営業利益は16.1億円で前年同期比9.3%増益となった。
従来予想の12.8億円を上回る着地となっている。
ただ、第1四半期は同39.3%の大幅増益であり、5-7月期は減益に転じる形になっている。
会社側通期計画31.8億円、前期比0.5%増益に対しては順調な推移となっているが、上振れ期待は後退する格好に。
デバッグ・検証事業のセグメント利益が減益に転じている。
GNI (T:2160):2103円(+258円)大幅反発で年初来高値更新。
19年12月期業績予想の上方修正を発表している。
営業利益見通しは従来の7.57億円から11.68億円(前期は5.68億円)に引き上げた。
中国での特発性肺線維症(IPF)治療薬「アイスーリュイ」の売上が下期においても引き続き堅調に推移すると見込まれ、医療機器事業を展開する米子会社Berkeley Advanced Biomaterialsも安定した利益率が見込まれるという。
ジーダット (T:3841):1376円(+300円)ストップ高で年初来高値更新。
群馬大学と共同研究契約を締結したと発表している。
同社の半導体設計技術と群馬大学のAI(人工知能)技術との共同研究により、設計スキルを組み込んだ、高効率なカスタムLSI(大規模集積回路)設計環境の構築を目指す。
群馬大学大学院の高井伸和准教授の研究室では、世界で初めて深層学習と強化学習を回路設計に応用した研究成果があるという。
スマレジ (T:4431):2896円(+116円)大幅反発。
6日大引け後に20年4月期第2四半期累計および通期の業績予想の上方修正を発表している。
第2四半期累計については、営業利益が前回予想の2.11億円から4.18億円と98.2%増。
通期は、同4.89億円から6.42億円と31.2%増。
軽減税率補助金申請の駆け込み需要などの効果で売上高が想定を上回る見通しであることに加えて、クラウドサービス機器販売などの売上増加が利益を押し上げたようだ。
カナモト (T:9678):2482円(-169円)大幅反落。
先週末に発表した第3四半期決算がマイナス視される形になっている。
累計営業利益は132億円で前年同期比1.4%減益となった。
上半期までの増益推移から一転減益となる。
5-7月期では19%減益となる形に。
現行の施策展開に伴うコスト増などが収益悪化要因となったもよう。
5-7月期は最も閑散期ではあるものの、通期業績の下振れ懸念にはつながる状況のようだ。
ツクルバ (T:2978):2233円(-7円)朝高後マイナス転換。
6日の大引け後に19年7月期の営業利益の上方修正を発表。
前回予想の0.05億円から0.19億円へと大幅に見直した。
ウカモ会員数の増加およびエージェントの育成による成約率の向上が、仲介取引の大幅な増加に大きく寄与した。
その他、法人税等調整額0.09億円を利益計上したことも純利益の増加につながった。
島根銀行 (T:7150):681円(-21円)大幅続伸。
SBIHDとの資本・業務提携を発表している。
第三者割当増資を実施して25億円の出資を受け入れ、SBIグループの議決権比率は34%となる。
顧客にSBIの金融商品・サービスを紹介して手数料収入を得るほか、余剰資金の運用でノウハウの提供を受ける。
業容の改善につながっていくとの期待感が先行へ。
なお、SBIでは全国の地銀と提携する構想を掲げているが、今回がその第1弾となる。
gumi (T:3903):711円(+87円)急騰。
先週末に第1四半期の決算を発表、営業損益は1.3億円の黒字となり、前年同期比3.8億円の損益改善となった。
従来予想は収支均衡水準であった。
一部タイトルの下振れで売上は想定未達だったが、外注費の減少や広告宣伝費の減少で、営業利益は上振れる結果となっている。
また、上半期の業績予想を新たに公表、営業利益は2.3億円を予想しており、順調な黒字化基調の定着をポジティブ視する動きが優勢に。