本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅安や円高進行を背景にリスク回避姿勢が強まるなか、朝方からヘッジ売りが膨らみそうだ。
前日に発表された9月ADP雇用統計が予想を下振れ、米経済の先行き懸念が更に高まったため、NYダウなど主要株価指数は大幅に続落。
円相場も1ドル=107円台前半に円高が進んでおり、投資家心理が冷え込むなか、マザーズ先物には朝方から売りが優勢となる可能性がある。
ナイトセッションでは、843ptまで下押し、25日移動平均線水準(840pt)まで接近。
日中取引でこの水準を大きく下回るようなら、個人投資家のリスク回避ムードが一段と強まる可能性もある。
引き続き今晩から週末にかけても欧米経済指標発表が集中しており、模様眺めムードの広がりやすいなか、マザーズ先物に対する積極的な押し目買いの動きは限られそうだ。
個別では、前日に急伸し、指数のけん引役となったSansan (T:4443)に対する利益確定の動きが指数の重しとなるシナリオも考慮しておきたい。
上値のメドは850.0pt、下値のメドは835.0ptとする。