10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円38銭から108円02銭まで上昇し、107円97銭で取引終了。
中国は米国産大豆や豚肉の購入を拡大しているとの報道や、中国の新華社通信が「中国副首相は複数の問題で米国との合意を期待している」と報じたため、協議進展への期待が広がりリスク選好のドル買い・円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1033ドルまで上昇後、1.1002ドルまで反落し、1.1005ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)の9月理事会の議事要旨でメンバーの意見が大きく異なっていたことが判明し、ユーロ買いが優勢となった。
ユーロ・円は、118円44銭から118円94銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.2216ドルから1.2469ドルまで急伸。
アイルランドのバラッカー首相がジョンソン英首相との会談後、英国と欧州連合(EU)は今月末までに合意可能との見解を示したため、ポンドのショートカバーが加速。
ドル・スイスは、0.9922フランから0.9973フランまで上昇した。