21日のマザーズ先物は先週末比6.0pt高の831.0ptと反発した。
なお、高値は835.0pt、安値は829.0pt、取引高は436枚。
本日のマザーズ先物は、新規材料難で東証1部市場での大型株が小動きのなか、中小型株に物色が集まるかたちで反発となった。
先週末の米国市場は、主要企業の不祥事発覚などもあり、主要3指数は反落。
ただ、今週から本格化する主要企業の4-9月期決算を前に、業績底入れ期待が引き続き買い材料視され、日経平均は小幅続伸でスタート。
こうした中、新規材料に乏しく、先週からの円安・ドル高水準にも大きな変化がないことから、値がさハイテク株や輸出大型株は小動きとなる一方で、幕間つなぎ的なかたちで中小型株が物色され、マザーズ先物も上昇する展開となった。
しかし、英国のEU離脱問題を見極めたいとする模様眺めのムードや、祝日を挟むこともあって積極的に持ち高を傾ける気運にはなりにくく、大幅な上昇とまでは至らなかった。
また、祝日明けから本格化する4-9月期決算を確認するまでは積極的に動けないといった背景も先高感が高まらない一因になったと考えられる。
売買代金上位では、ロゼッタ (T:6182)が6%超の大幅高となったのをはじめ、指数インパクトの大きいそーせい (T:4565)、メルカリ (T:4385)、ティーケーピー (T:3479)などが堅調だった一方で、エディア (T:3935)、サンバイオ (T:4592)は下落となった。