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注目銘柄ダイジェスト(前場):カプコン、富士通、NECなど

発行済 2019-10-30 11:57
更新済 2019-10-30 12:01
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):カプコン、富士通、NECなど

ワークマン (T:7564):7840円(-60円)大幅に4日ぶり反落。

20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を従来予想の63.90億円から86.00億円(前年同期実績55.71億円)に上方修正している。

新業態「ワークマンプラス」の出店・改装効果に加え、プロモーションでブランド認知が高まり、客層が拡大した。

通期予想は前期比11.0%増の150.10億円で据え置いた。

上方修正が好感される一方、25日移動平均線が上値抵抗線となり、利益確定売りに押されている。

日電硝 (T:5214):2400円(-105円)大幅反落。

前日に第3四半期の決算を発表している。

7-9月期営業利益は33億円で前年同期比37.4%減益、市場予想は7億円程度下回り、今期に入って3期連続での3割減益となっている。

液晶ガラスの出荷低迷継続が業績伸び悩みの主因。

通期計画の180億円、前期比27.6%減益は据え置いているものの、液晶パネルの減産が続く中で達成へのハードルは高いといった見方に。

オムロン (T:6645):6490円(-280円)大幅反落。

前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は157億円で、市場予想を30億円程度上回る着地になった。

一方、通期予想は575億円から450億円にまで下方修正している。

業績予想は保守的との見方が強いほか、発行済み株式数の2.43%に当たる500万株を上限とする自社株買いの実施も発表しているが、足元での株価上昇ピッチが速かったこともあって、想定以上の減額修正をマイナス視する動きが優勢。

カプコン (T:9697):2622円(-260円)大幅反落。

前日に上半期の決算を発表、営業利益は140億円で前年同期比33.2%増益となった。

ただ、第1四半期の同50.8%増に対して7-9月期は同16.4%増と増益率は鈍化、市場予想も10億円近く下回っており、過度な期待感後退の展開になっているようだ。

モバイルゲーム関連の一時費用約10億円発生のほか、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の出足が期待と比べてやや伸び悩みとみられている。

NEC (T:6701):4345円(-285円)大幅反落。

前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期調整後営業利益は478億円で前年同期比209億円の増加となっている。

会社計画を100億円程度上振れたようだ。

パブリックやシステムプラットフォームなどが大幅な増益となっている。

ただ、エンタープライズでの不採算案件発生、国内ITサービスの受注減少などのネガティブ要素も散見されており、ここ1年で大きく株価が上昇してきたなか、利食い売りの契機にもつながる形へ。

ディーエムエス (T:9782):2193円(+87円)大幅に6日続伸。

20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を前年同期比36.3%増の8.16億円と発表している。

ダイレクトメール事業で通販、印刷、金融・保険などの販促DMの取り扱いが伸びた。

また、物流事業が労務費を抑制して黒字に転換したほか、セールスプロモーション事業も稼働率が向上して利益拡大に貢献した。

通期予想は前期比13.2%増の15.47億円で据え置いた。

進捗率は52.7%。

富士通 (T:6702):9579円(+579円)大幅続伸。

前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は677億円で前年同期比4.3倍となり、市場予想を400億円近く上回った。

また、通期予想も1300億円から1600億円に上方修正、減益予想から一転して22.9%の増益見込みとしている。

PC買い替え特需などの影響もあり、システムプラットフォームやユビキタス事業などが想定を上回ったとみられる。

第1四半期決算に続くポジティブなインパクトと捉えられる形に。

ムサシ (T:7521):2053円(+3円)朝高後、上げ幅を縮小。

20年3月期の営業利益を従来予想の11.24億円から13.75億円(前期実績3.06億円)に上方修正している。

印刷機器の販売が低調な一方、自社開発商品である選挙システム機材の増収効果で利益率が高まり、増益幅が拡大する見通し。

同期の年間配当は従来予想の24.00円から32.00円(前期実績24.00円)に増額修正した。

業績の上方修正を受け、特別配当として8.00円を加えた。

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