ミクシィ (T:2121):2170円(+71円)大幅に反発。
20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益を前年同期比80.5%減の40.35億円と発表している。
エンターテインメント事業が売上低迷や先行投資で減益となった一方、ライフスタイル事業では損失が縮小した。
通期予想は前期比87.8%減の50.00億円で据え置いた。
進捗率は80.7%に達しており、計画が上方修正される可能性があるとの期待から買いが入っている。
セコム (T:9735):9839円(+330円)大幅反発。
先週末に上半期の決算を発表、営業利益は651億円で前年同期比18.5%増益、会社計画579億円を大幅に上回る着地となり、市場予想も30-40億円程度上回った。
4-6月期の同3.7%増に対して、7-9月期は同36.0%増と増益幅は大きく拡大している。
能美防災の上振れが主因で、セキュリティサービス事業も堅調だった。
ほぼ横ばいにとどまっている通期予想の上振れ期待が一気に高まる状況へ。
スシローGHD (T:3563):8100円(+590円)大幅反発で年初来高値を更新。
先週末に発表した19年9月期決算が好感材料視されている。
営業利益は145億円で前年同期比24.1%増益、8月に発表した上方修正数値をやや上回る水準での着地となった。
期末配当金も従来予想の85円から90円に引き上げられた。
20年9月期営業利益見通しも163億円で同12.0%増と連続2ケタ増益予想となっている。
海外を中心とした積極出店策などにも評価が高まる格好へ。
大和ハウス (T:1925):3462円(-257円)大幅続落。
先週末の取引時間中に上半期の決算を発表、通期営業利益上方修正などもあり、直後は大きな反応がなかったものの、本日は一転して売り圧力が強まる状況に。
上方修正の主因は開発物件売却益の増加であり、集合住宅受注の不振や海外工事の損益悪化を補う形になっている。
また、21年3月期の減益リスク、自社株買いへの慎重姿勢、10月の月次受注低迷なども示されており、ネガティブな反応が強まる形に。
ブリヂス (T:5108):4561円(-83円)大幅反落。
先週末に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は919億円で前年同期比0.6%増益、上半期の2ケタ減益から増益に転換したものの、計画線は下振れているもよう。
通期計画は従来の3750億円から3300億円に下方修正、補修用や新車用などタイヤ販売本数の減少を織り込む形に。
通期の市場予想は3800億円程度の水準であり、想定外の下方修正をネガティブに捉える動きが先行。
ホンダ (T:7267):3192円(+120円)大幅続伸。
先週末に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は2201億円で前年同期2.6%増益、4-6月期の2ケタ減益からは増益に転換している。
通期予想は7700億円から6900億円に下方修正、二輪・四輪の売上台数下方修正に加えて、為替前提の変更や生産体制変更の影響などが重しとなる。
ただ、業績下振れは想定線でネガティブインパクトは限定的、上限3300万株の自社株買いも発表しており、あく抜け感が先行の形に。
ナフコ (T:2790):1390円(+77円)大幅に反発。
株主優待制度を導入すると発表している。
毎年3月31日現在の株主を対象にギフト券を贈呈する。
100株以上500株未満で1000円分、500株以上1000株未満で3000円分、1000株以上で5000円分。
20年3月期第2四半期累計(19年4-9月)の営業利益は前年同期比10.7%増の53.80億円で着地した。
資材・DIY・園芸用品などが堅調だった。
通期予想は前期比20.4%増の84.26億円で据え置いた。
進捗率は63.8%に達している。
すららネット (T:3998):3240円(+35円)大幅に続伸。
19年12月期の営業損益を従来予想の0.29億円の赤字から0.01億円の赤字(前期実績2.02億円の黒字)に上方修正している。
検証システム自動化で開発費用が縮小したほか、業務の効率化で販管費が減少し、赤字縮小に寄与する見込み。
第3四半期累計(19年1-9月)の営業損益は0.10億円の赤字で着地した。
赤字縮小に加え、節目の3000円を10月29日に回復して以降、堅調な相場が続いたため、買い安心感も出ているようだ。