10日午前の東京市場でドル・円は底堅い。
本日発表された中国のインフレ指標が予想を上回り、ややリスク選好的な円売りに振れた。
ドル・円は、前日の米株安を受けた日本株の弱含みで円買いが先行したが、米トランプ政権による対中制裁の回避を期待した円売りでドルは底堅い値動きが続いた。
また、本日発表された中国の消費者物価指数などインフレ指標が予想を上回り、減速懸念の一服でやや円売りが進んだ。
ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、日本株反転への期待感から円買いは後退。
また、今晩の米株高を期待したドル買いも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円55銭から108円66銭、ユーロ・円は120円11銭から120円23銭、ユーロ・ドルは1.1060ドルから1.1069ドルで推移した。
【経済指標】・日・11月マネーストックM3:前年比+2.3%(予想:+2.1%、10月:+2.1%)・中・11月消費者物価指数:前年比+4.5%(予想:+4.2%、10月:+3.8%)・中・11月生産者物価指数:前年比-1.4%(予想:-1.5%、10月:-1.6%)