23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円44銭から109円34銭まで下落して引けた。
米国の11月耐久財受注速報値が予想外のマイナスに落ち込んだほか、11月新築住宅販売件数が予想を下回ったことを失望し、一時米債利回りが低下、ドル売りが優勢となった。
しかし、その後、米債利回りが上昇に転じたほか、株高に連れたリスク選好の円売りに下値も限定的となった。
ユーロ・ドルは、1.1170ドルから1.1096ドルまで上昇して引けた。
ユーロ・クロス絡みの買いが目立った。
ユーロ・円は、121円08銭から121円35銭まで上昇。
中国が一部輸入品の関税引き下げを発表したため米中貿易摩擦の善期待にリスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは、1.2905ドルまで下落後、1.2959ドルまで反発。
英国のハードブレグジットへの懸念がくすぶりポンド売りが続いた。
ドル・スイスは、0.9808フランから0.9828フランまで上昇した。
[経済指標]・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.56(予想‐0.33、10月:-0.76←-0.71)・米・11月耐久財受注速報値:前月比‐2%(予想:+1.5%、10月:+0.2%←+0.5%)・米・11月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.3%←+0.5%)・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−0.3%(予想0、10月:+0.7%←+0.8%)・米・11月新築住宅販売件数:71.9万戸(予想:73.2万戸、10月:71万戸←73.3万戸)