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正午のドルは109円前半、調整売りで2週間半ぶり安値に下落

発行済 2019-12-30 12:36
更新済 2019-12-30 12:41
正午のドルは109円前半、調整売りで2週間半ぶり安値に下落

[東京 30日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場終盤に比べ、ドル安/円高の109.11/13円。

ドルは一時109.09円まで下落し、今月13日以来2週間半ぶりの安値を付けた。ドルは対ユーロでも下落し、ユーロは1.1208ドルまで上昇して、8月13日以来4カ月半ぶり高値を付けるなど、ドルは全面安となった。

市場では、「明日に中国の12月PMIの発表を控えていることや、年初にドル/円のフラッシュ・クラッシュが起きたことで、来年の年明けにも同じようにドルが急落する警戒感から、ドルのポジションを手じまう動きが活発化しているようだ」(外為アナリスト)という。

また、中東や北朝鮮を巡る地政学リスクや先行き不透明感も、ディーラーにドルロングの圧縮を促している、という。

米国防総省は29日、イラク北部の基地が攻撃を受けて米国人が死亡したことへの報復として、イランの支援を受けるイスラム教シーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」がイラクとシリアに持つ拠点を空爆したことを明らかにした。

米当局者は空爆が成功したとの見方を示したうえで、米国の国益を守るため「追加措置」を講じる可能性もあると述べた。

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