[ニューヨーク 31日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、主要6通貨に対するドル指数 (DXY)が4日続落し、半年ぶりの安値を付けた。米中通商合意書の署名を巡るトランプ米大統領の発言を受け、ドル売りが継続した。ドル指数の年間の成績はわずか0.24%高と、これまでで最も小幅な動きにとどまった。
トランプ大統領は、米中「第1段階」通商合意書の署名を来年1月15日にホワイトハウスで行うと表明。ツイッターで、署名式には中国の高官らも出席するとした上で、署名後あらためて中国を訪問し、次の段階に向けた協議を開始したいと述べた。
ドル指数は0.33%安の96.418。7月1日以来の安値。過去1カ月間では1.89%安。年初から11月末までは2.18%値上がりしていた。昨年は4.4%上昇。
MUFGのアナリストは「今年終盤のドル安は、連邦準備理事会(FRB)のバランスシート拡大や世界経済見通しの改善に沿った動き」と指摘した。
ユーロ/ドル (EUR=)は一時1.124ドルと5カ月ぶり高値を付けた。豪ドルやオフショア人民元 なども上昇した。ドル/円 は0.22%安の108.62円。
ドル/円 NY終値 108.61/108.64
始値 108.56
高値 108.75
安値 108.48
ユーロ/ドル NY終値 1.1210/1.1214
始値 1.1226
高値 1.1239
安値 1.1211
(表はリフィニティブデータに基づいています)