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注目銘柄ダイジェスト(前場):ベクトル、トランザク、竹内製作所など

発行済 2020-01-14 12:00
更新済 2020-01-14 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):ベクトル、トランザク、竹内製作所など

ディップ (T:2379):3445円(+120円)大幅続伸。

先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は112億円で前年同期比13.1%増益となり、通期予想レンジを従来の128-136億円から135-140億円に引き上げている。

高い求人需要が継続するなかで「バイトル」や「はたらこねっと」などの売上が順調に拡大しているほか、広告宣伝費の効率化などでコストダウンも図れたもよう。

順調な業績成長の継続をストレートにポジティブ視する動きへ。

協和コンサル (T:9647):4980円(-160円)一時5430円まで大幅に反発。

19年11月期の営業利益を従来予想の2.30億円から2.71億円(前期実績2.30億円)に上方修正している。

主力事業の建設コンサルタント事業や子会社の情報処理事業での受注増が寄与する見込み。

また、子会社の役員退職慰労金支給に伴う税効果により、純利益も従来予想の0.80億円から1.19億円(同1.07億円)に引き上げた。

10日にストップ安まで下落したことも買い戻しにつながったとみられ、寄り付き後は上昇したが、その後は材料出尽くしによりマイナスに転じている。

イワキ (T:8095):499円(+50円)急騰。

先週末に19年11月期の決算を発表している。

営業利益は21.2億円で前期比14.7%増益、従来予想の20億円を上回る着地になっている。

医療用医薬品において、副腎皮質ホルモン剤など主力品の売上が伸長した。

期末配当金は従来の6円から7円に引き上げ。

20年11月期営業利益も22億円で同3.7%増と増益予想、年間配当予想も前期比1円増配の14円を計画している。

トランザク (T:7818):1121円(+150円)ストップ高。

先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は6.6億円で前年同期比10.5%増と2ケタ増益、上半期計画10.8億円、同3.6%増に対する進捗率は61.6%に達している。

エコ雑貨製品の販売が大きく拡大しており、業績をけん引する形になっている。

なお、第1四半期には従業員持株ESOP信託の精算費用0.48億円が一時的に発生しており、実質的な増益率はより高まる形になる。

竹内製作所 (T:6432):1843円(+211円)急騰。

先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は107億円で前年同期比15.4%減益となり、通期予想は従来の123億円から120億円に下方修正している。

台風19号の影響によりサプライヤーが浸水被災、生産調整を余儀なくされたことなどが響く。

ただ、上半期決算時に業績下方修正を行っているなど業績モメンタムが悪化していた中、台風被害の発生もアナウンスされていただけに、小幅な修正にとどまったことが安心感につながる。

ベクトル (T:6058):1259円(+196円)急騰。

先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は22.7億円で前年同期比4.2%増益、上半期は12.4億円で同14.5%減と2ケタ減益であったが、9-11月期は10.2億円で同41.7%増と大幅増益に転じている。

新分野であるHR事業がリストラ効果などによって四半期黒字化を達成したもよう。

収益モメンタムの好転に伴い、通期計画の未達懸念なども低下する方向に。

カネ美食品 (T:2669):3160円(+30円)大幅に3日続伸。

20年2月期第3四半期累計(19年3-11月)の営業利益を13.05億円(前年同期実績=18年4-12月=6.97億円)と発表している。

テナント事業でコストの適正化に努めたほか、外販事業で工場運営の精度向上などに加え、業績が低迷していた秋田工場を閉鎖したことも利益改善に貢献した。

通期予想は12.64億円で据え置いた。

第3四半期累計時点で既に上回っており、上方修正が期待できるとの見方が強まっている。

文教堂HD (T:9978):178円(+1円)一時急伸。

20年8月期第1四半期(19年9-11月)の営業損益が0.60億円の黒字(前年同期実績は1.86億円の赤字)に転換したと発表している。

エリアマネージャー制度で組織力を強化して顧客対応や店舗オペレーションを見直し、店舗運営コストの削減に努めたことなどが奏功した。

通期予想は0.93億円の黒字(前期実績4.97億円の赤字)で据え置いた。

進捗率は64.5%に達している。

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