イビデン (T:4062):2770円(+190円)急伸。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は55.2億円で前年同期比4.6倍、市場予想を20億円近く上振れる着地となった。
パッケージなど電子セグメント収益の大幅な改善などが背景となっている。
据え置きの通期計画170億円、前期比67.7%増達成に加えて、来期大幅増益コンセンサス達成の実現性なども高まったとの見方に。
総合メディカルHD (T:9277):2546円(+466円)急騰。
MBOを実施して、株式の非公開化を目指すと発表している。
投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ系の会社がTOBを実施、TOB価格2550円にサヤ寄せする動きとなっている。
前日終値に対して約2割のプレミアムとなり、TOB期間は2月6日から3月23日までを予定。
約25%を保有する三井物産 (T:8031)もTOBに応じるもよう。
非公開化によって、迅速な経営判断や長期的な視点での企業運営を目指す。
コロプラ (T:3668):1047円(-141円)急落。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は38.6億円の黒字となり、前年同期2億円の赤字から黒字転換となった。
通期の市場コンセンサスは120億円程度とみられ、順調な進捗ともなっている。
ただ、スクエニHD (T:9684)と共同開発した「ドラゴンクエストウォーク」の本格的な業績寄与に対する期待感は十分に反映されていたとみられ、短期的には出尽くし感が先行する流れとなっている。
JAM (T:8922):122円(+17円)昨年来高値。
自社株の公開買い付けを実施すると発表している。
自社株取得の具体的な方法として行う株主還元策の一環で、上場廃止は企図していない。
自社株取得の枠組みは上限6197万1800株(約80.56億円)、発行済株式総数に対する割合は8.00%、取得期間は6日から3月31日までとしている。
公開買い付けの買付価格は1株につき130円で、買付期間は6日から3月6日まで。
パンパシHD (T:7532):2109円(+339円)急騰。
前日に上半期決算を発表、営業利益は451億円で前年同期比50%増益、従来予想の360億円を大幅に上回る着地となった。
10-12月期営業利益は同55%増益となり、一段と増益率が拡大する形にもなっている。
ユニーからの転換店舗の好調推移、コスト削減効果の表面化などが大幅増益決算の背景に。
また、中期経営計画も発表、2030年営業利益2000億円などを目標に掲げている。
ZHD (T:4689):455円(+35円)急反発。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は479億円で前年同期比30.9%増益となり、市場予想を80億円近く上回った。
ZOZOの貢献があったほか、検索連動型広告収入の回復、販促費の抑制効果なども出たもよう。
通期予想は従来のレンジ上限である1500億円、前期比6.7%増とし、市場想定並みの水準としている。
想定以上の収益推移をポジティブに評価する動きが先行している。
中京医薬 (T:4558):602円(-144円)大幅に反落。
20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)の営業利益を前年同期比60.7%増の1.48億円と発表している。
家庭医薬品等販売事業が好調で、利益拡大をけん引した。
通期予想は前期比2180.0%増の1.14億円で据え置いた。
第3四半期累計時点で既に上回っているが、業績修正がなかったことから失望売りが出ている。
同社株は新型肺炎の拡大防止関連銘柄として急騰してきただけに、利益確定売りも株価の重しになっているようだ。
JTOWER (T:4485):4100円(+85円)大幅に3日続伸。
20年3月期の営業損益を従来予想の1.65億円の赤字から0.65億円の赤字(前期実績1.69億円の赤字)に上方修正している。
5G(次世代通信規格)に対応した共用装置の開発費の検収時期が21年3月期となったことに加え、上場関連費用が当初想定より減少したため。
第3四半期累計(19年4-12月)の営業損益は0.16億円の黒字で着地した。
大型施設内の携帯インフラのシェアリング事業で新規導入が進んだ。