31日のマザーズ先物は前日比5.0pt高の581.0ptとなった。
なお、高値は602.0pt、安値は581.0pt、取引高は3718枚。
本日のマザーズ先物は、久々に個人投資家による中小型株物色が活発となり、他の主要株価指数がもみ合った末下落したのに対し、反発となった。
前日の米国市場では、米政府の大規模な経済対策が前週成立し、景気への過度な懸念が後退したことに加え、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待も高まったことから買われ、NYダウなど主要株価指数は反発した。
こうした背景に加えて、本日の日本時間午前に発表された中国の3月の製造業・非製造業購買担当者景気指数(PMI)が大幅改善したことも投資家センチメントを改善し、マザーズ先物は大きく上昇して推移した。
ただ、午後に入って、新型コロナによるロックダウン(都市封鎖)を警戒した売りにより、日経平均やTOPIXといった主要株価指数が下落基調に転じると、マザーズ先物にもリスク回避を意識した売りが波及した。
しかし、それでも、もみ合った末に下げ渋り、結局、マザーズ先物はその他の株価指数がマイナスとなった一方で小反発となった。
指数寄与度の高いところでは、Sansan (T:4443)、フリー (T:4478)、そーせい (T:4565)が上昇した一方、ミクシィ (T:2121)、メルカリ (T:4385)が下落した。