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日経VI概況:低下、景気下押し懸念は根強いが、一本調子の下げに突っ込み感も

発行済 2020-04-03 15:57
更新済 2020-04-03 16:01
© Reuters.  日経VI概況:低下、景気下押し懸念は根強いが、一本調子の下げに突っ込み感も

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は3日、前日比-1.81pt(下落率3.78%)の45.97ptと低下した。

なお、高値は47.64pt、安値は44.87pt。

前日の米国市場では、原油価格の急騰を受けて主要株価指数は反発した。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気下押し懸念は根強く、緊急事態宣言が発動されるのではないかといった警戒感もあり、日中取引の225先物はナイトセッションの終値水準を上回ることなく取引終了近くまで下げ続けた。

ただ、一本調子の下げに対する突っ込み感もあり、終了間際にかけては押し目買いが入った。

また、オプション取引でも、権利行使価格18000円から上の価格帯でのコールの建玉が積み上がる動きが見られた。

こうした背景から、市場心理は悪化しながらも、日経VIは低下して推移した。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。

日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。

一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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