10日のマザーズ先物は前日比5.0pt安の645.0ptと反落して終了した。
高値654.0pt、安値は638.0pt。
取引高は2032枚。
本日のマザーズ先物は、前日の米国株高を受けて買いが先行して始まったものの、国内で新型コロナウイルスの感染者が増加基調にあるなか、経済停滞への懸念が投資家心理の重荷となり、買い見送りムードが広がった。
前日の米国市場は、金融緩和策の拡大を好感した買いにNYダウなど主要指数は続伸した。
こうした流れを受けて、日経平均も反発したため、投資マインドの改善に寄与し、マザーズ先物は一時前日比4.0pt高の654.0ptと続伸した。
ただ、週末に加え、欧米市場が休場となるだけに、次第に持ち高調整の売りが出たほか、国内での新型コロナの一日当たりの感染者が過去最多となるなど拡大傾向に収束の兆しがみられないため、企業活動の自粛長期化への警戒感も拭えないことも次第に手仕舞い売りにつながった。
本日のマザーズ市場では、メルカリ (T:4385)やフリー (T:4478)、ミクシィ (T:2121)など指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄軟調に推移したほか、今期営業利益が大幅な減益見通しのエルテス (T:3967)が前日比267円(-15.52%)安の1453円と大幅に反落したほか、連日の株価上昇の反動からMacbeeP (T:7095)も前日比157円(-7.15%)安の2038円と4日ぶりに急反落した。