17日の米国長期債相場はもみ合い。
4月20−24日週における米連邦準備制度理事会(FRB)による国債買い入れのペースは減速することや、欧米株高を意識して長期債利回りは下げ渋った。
17日発表の3月景気先行指数は−6.7%で2月実績の−0.2%から大幅に悪化したことから、安全逃避の債券買いが強まる場面があった。
FRBは17日、4月20日から24日にかけて1日当たり約150億ドルを購入する方針と発表した。
13−17日の週は約300億ドルを購入していた。
10年債利回りは、一時0.585%近辺まで低下したが、取引終了時点にかけて0.656%近辺まで戻した。
イールドカーブはわずかにスティープニング気配。
2年−5年は15.90bp近辺、2年−10年は44.30p近辺で引けた。
2年債利回りは0.20%(前日比:-1bp)、10年債利回りは0.64%(同比:+1bp)、30年債利回りは1.26%(同比:+4bp)で取引を終えた。