18日のマザーズ先物は前週末比42.0pt高の858.0ptと大幅に続伸して終了した。
高値859.0pt、安値は817.0pt。
取引高は5323枚。
本日のマザーズ先物は、前週末の米国株高などを背景に買い戻しの動きが強まった。
前週末の米国市場では、NYダウが小幅に続伸し、その後の米株価指数先物の時間外取引も上伸しており、投資家心理は上向いている。
時間外取引での米株先物高について、市場では「パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加の金融緩和策は可能」などと述べたことで、さらなる金融政策への期待感が買いにつながったとみている。
このため、米株先物高に連動する形で日経平均も上げ幅を拡大させると、個人投資家マインドも改善し、マザーズ先物にも買いが入った。
また、好決算銘柄やバイオ関連株などテーマ性のある銘柄にも投資資金がシフトしていることもマザーズ先物高に寄与したとみられる。
マザーズ先物は4月以降、上昇基調を強めており、過熱感を指摘する声も聞かれるが、外部環境が好調に推移しているだけに、目先は強い展開が継続しそうだ。
本日のマザーズ市場では、決算発表を受けて目先の悪材料が出尽くしたカイオム (T:4583)が前週末比80円(+29.20%)高の354円とストップ高まで買われ、今期大幅な営業増益を見込むVEGA (T:3542)が前週末比300円(+28.99%)高の1335円、業績の改善傾向が材料視されたBASE (T:4477)も前週末比500円(+24.52%)高の2539円といずれも制限値幅いっぱいまで買われた。
また、今期も営業増益を見込むアイ・ピー・エスやコプロHD (T:7059)もストップ高まで買われ、ZUU (T:4387)、GNI (T:2160)、NATTY (T:7674)も20%超の大幅高を演じた。