日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は26日、前日比-1.01pt(下落率-3.64%)の26.72ptと低下した。
なお、高値は27.48pt、安値は26.51pt。
この日の東京市場では、WHOのテドロス事務局長による「日本の新型コロナウイルス対策は成功している」との評価が報道されたことで、日本株に対する外国人投資家のリスクセンチメントが改善した。
また、仏中銀総裁がECBによる臨時の資産購入プログラムが大規模なものになるとの金融緩和を示唆していることも投資心理の改善に寄与した。
さらに国内では、2次補正予算で最大600万円の家賃支援が盛り込まれると報道されたことでリスクオンムードが高まり、プットは売られ、日経VIは低下した。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。