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注目銘柄ダイジェスト(前場):タカラBIO、三井ハイテク、ASJなど

発行済 2020-06-10 12:07
更新済 2020-06-10 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):タカラBIO、三井ハイテク、ASJなど

ライクキッズ (T:6065):922円( - )ストップ高買い気配。

親会社のライク (T:2462)がTOBを実施して完全子会社化を目指すと発表している。

同社では賛同の意を表明しており、TOB価格1005円に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。

TOB成立の際には、同社株は上場廃止となる。

なお、指定替え猶予期間内に株主数が2000人以上に達しなかったことから、9月1日より東証2部への指定替えが行われることも発表。

堀場製 (T:6856):5950円(-110円)続落。

前日に20年12月期の業績見通しを公表している。

4月16日にガイダンスはいったん取り下げられていた。

営業利益は150億円で前期比28.3%減益、取り下げ前の見通しは250億円であった。

半導体セグメントは従来計画線だが、自動車向けをはじめ他のセグメントの見通しを引き下げている。

市場予想を下回るガイダンスをマイナス視する動きが先行。

なお、モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を格下げしている。

ミナトHD (T:6862):406円(+25円)大幅に続伸。

グループ会社のミナト・アドバンスト・テクノロジーズ(横浜市)が東京工業大学発のスタートアップ企業ITDLab(同)と新たな小型インテリジェント・ステレオカメラの開発・販売を共同で推進すると発表している。

同カメラは3次元領域での障害物監視センサーとしての用途を想定しており、左右のレンズ間距離が従来機に比べ3分の1以下になるという。

20年度中の市場投入を目指す。

三井ハイテク (T:6966):1634円(+180円)急反発。

前日に第1四半期決算を発表、営業損益は1.5億円の黒字となり、前年同期比4.9億円の損益改善となっている。

電子部品セグメントが売上増加で利益が急回復する形となった。

通期予想は従来11億円の黒字予想としていたが、今回は未定に変更している。

ただし、今後も「5G」関連分野の拡大は続くとみられるため、第1四半期の想定以上の収益改善幅を評価する動きが優勢となっている。

タカラBIO (T:4974):3385円(+503円)ストップ高。

PCR検査において、2時間弱で最大5000件超を検査する手法を開発したと報じられている。

現在主流となっているロシュの手法に比べ処理能力は14倍以上に向上するようだ。

FDAの緊急使用許可を申請中で、近く承認を得られる見通しとされている。

大規模なPCR検査の必要性も指摘される中、需要の拡大が期待される展開に。

なお、当面は米国市場での浸透に専念するもようだ。

ASJ (T:2351):1597円(+172円)大幅に続伸。

クラウドグループウェア「HotBiz」でオンラインミーティングシステム「Zoom」との連携やタスク管理機能追加などのバージョンアップを実施したと発表している。

HotBizはスケジュールを活用した情報共有のほか、稟議・承認で電子印鑑を活用できるワークフロー機能などを持つ。

テレワークの浸透でZoomなどビデオ会議システムが利用される機会が増えるとの見方から、買いが集まっているようだ。

SYSHD (T:3988):1691円(-46円)朝高後マイナス転換。

20年7月期第3四半期累計(19年8月-20年4月)の営業利益を前年同期比109.2%増の2.93億円と発表している。

社会情報インフラ・ソリューションなどが伸長し、増益を牽引した。

販管費の伸びが抑えられたことも利益を押し上げる要因となった。

通期予想は前期比21.7%増の2.63億円で据え置いた。

第3四半期累計時点で既に上回っていることから、通期は会社予想より好業績で着地するとの期待が広がっている。

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