NTTドコモ (T:9437):3053円(+104円)大幅続伸。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2805億円で前年同期比0.7%増益となった。
販促費の減少などもあって、市場予想を上振れる着地になっている。
また、非公表であった通期予想は8800億円で前期比2.9%増益としている。
市場コンセンサスは8500億円程度であった。
増益見通しの発表とともに、年間120円としていた配当計画も125円に増配を発表。
素直にポジティブに受け止められている。
スズキ (T:7269):3930円(+238円)急伸。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は13億円の黒字となり、赤字が想定されていた市場予想を上振れた。
新型コロナ関連損失のうち154億円を特別損失に振り替えているが、それを差し引いても想定は上振れる形に。
一方、通期見通しは引き続き非開示としている。
感染拡大が続いているインド事業は不安定とみられ、先行き不透明感は拭い切れないとの見方もあるようだ。
GSIクレオス (T:8101):1159円( - )ストップ高買い気配。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は8.7億円で前年同期比6倍と急拡大し、未定としていた通期予想は21億円、前期比76.2%増としている。
新型コロナウイルス感染防止用の医療・衛生消耗品が好調だったとみられるほか、巣ごもり需要でホビー関連商材も伸長したようだ。
予想外の大幅増益決算がポジティブサプライズに。
また、クオカードを贈呈する株主優待制度の新設も発表している。
医学生物 (T:4557):3085円(+182円)大幅に続伸。
5月7日に発売したキット「MEBCDX AAV9テスト」が8月1日付で保険適用になったと発表している。
同キットは、スイス製薬大手のノバルティスファーマが製造販売承認を取得した脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療用製品「ゾルゲンスマ点滴静注」の適応判定に有用なコンパニオン診断薬。
保険適用でキットの利用が進むとの期待から、買いが集まっているようだ。
イビデン (T:4062):3350円(+362円)急騰。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は65億円で前年同期比44.7%増益、市場予想は10億円程度であったとみられる。
有機パッケージの収益性が大きく改善したようだ。
上半期計画は従来の60億円から100億円にまで上方修正している。
なお、自動車生産台数の減少により、セラミック部門の落ち込みが警戒されていたが、同部門の損失額は前四半期比で縮小しているようだ。
MDNT (T:2370):113円(+18円)大幅に続伸。
国立がん研究センターと新型コロナウイルスの予防を目的としたSARS-CoV-2抗原パルス自家樹状細胞ワクチンの開発に向けた共同研究契約を締結したと発表している。
世界で開発が進む一般的なワクチンと異なり、この自家樹状細胞ワクチンは体内でウイルスに感染した細胞そのものを殺傷、除去することを期待するものという。
また、長期的な予防効果が見込まれるとしている。
ワークマン (T:7564):9900円(-190円)大幅に反落。
7月の既存店売上高が前年同月比21.4%増になったと発表している。
伸び率は高水準を維持したものの、6月(37.2%増)から鈍化した。
客数は20.5%増(前月33.2%増)、客単価は0.7%増(同3.0%増)。
7月は広い地域で記録的な降水量となったことから、レインウエアや長靴、防水バッグなど雨関連商品の販売が伸びた。
一方、猛暑関連商品は伸び悩んだ。
全店ベースの売上高は27.9%増で、客数は26.8%増、客単価は0.8%増。