ヒノキヤG (T:1413):1988円(-203円)急騰。
ヤマダ電機 (T:9831)がTOBを実施し、連結子会社化を目指すと発表している。
TOB価格は2000円で、TOB期間は9月9日から10月22日の間。
買い付け予定数の下限は発行済み株式総数の45.71%に当たる577万2700株、上限は同50.10%の632万7600株としている。
TOB価格にサヤ寄せする展開となっているが、ヤマダ電機傘下入り後の業容拡大などを期待する動きも優勢とみられる。
アルトナー (T:2163):921円(-181円)急落。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は4.8億円で前年同期比11.3%増と2ケタ増益になった。
ただ、第1四半期は2.7億円で同50.5%増益であったため、5-7月期は2ケタの減益に転じる形となっている。
前日にかけて期待感が先行していたこともあって、やや失望感が先行する形のようだ。
足元の状況でも、稼働率や労働工数などは計画比で減少しているもよう。
国際帝石 (T:1605):619.2円(-28.3円)大幅反落。
前日のNY原油相場では、WTI10月物は先週末比7.6%安と急落している。
期近物としては一時、約3カ月ぶりの安値水準を付けている。
短期間で持ち直した反動が強まってきているほか、コロナ禍における旅客需要の低迷で、需要の落ち込みが長期間続くとの見方も優勢になっているようだ。
原油価格の下落が収益に直結しやすい同社にとって、ストレートにマイナス材料へとつながっている。
ソフトバンクG (T:9984):5525円(-320円)急落。
連休明けの米国市場が続落、ナスダック指数は4%超の下落となっている。
2割超の急落となったテスラを中心に、IT・半導体関連の主力銘柄が軒並み安、引き続き手仕舞い売り圧力が強まる状況となっている。
米主要ハイテク株の下落により、ビジョンファンドのパフォーマンス低下が懸念される形のようだ。
直近で行ったとされるオプション取引のポジション状況などにも不透明感残り、積極的な押し目買いも手控えられている。
大戸屋HD (T:2705):2745円(-65円)大幅に4日続落。
コロワイド (T:7616)が実施していた敵対的TOB(株式公開買い付け)が買い付け予定数の下限に達し、成立したと発表している。
コロワイドの所有割合は46.77%となった。
しかし、大戸屋HDはTOBに対して反対の意見表明をしており、8月14日にはオイシックス・ラ・大地 (T:3182)との業務提携を公表した。
今後、経営をめぐる対立が長引きかねないとの懸念から売り優勢となっている。
メドピア (T:6095):4340円(-130円)朝高後マイナス転換。
東証の承認を受け、15日から上場市場が第1部に変更になると発表している。
市場変更を受け、メドピアは「グループ一体となって更なる業容の拡大と企業価値向上に努める」とコメントしている。
同社株は10月末からTOPIX(東証株価指数)に組み入れられることから、パッシブファンドなどの購入需要を期待した向きが買いを入れている。
OSGコーポ (T:6757):2445円(+203円) 2480 +169年初来高値。
21年1月期の営業利益を従来予想の8.25億円から12.00億円(前期実績7.42億円)に上方修正している。
マスク着用に伴う熱中症に対する警戒感から水自動販売機事業やウォータークーラー事業が回復しつつあるほか、衛生管理機器事業での需要を見込む。
第2四半期累計(20年2-7月)の営業利益は水関連機器事業が伸び、前年同期比94.4%増の7.13億円で着地し、会社予想(4.00億円)を上回った。