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注目銘柄ダイジェスト(前場):西武HD、オプトエレクト、日本オラクルなど

発行済 2020-09-25 12:02
更新済 2020-09-25 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):西武HD、オプトエレクト、日本オラクルなど

神戸物産 (T:3038):5650円(+300円)大幅反発。

10月31日を基準日として1株につき2株の割合での株式分割を実施すると発表している。

投資単位の水準引き下げにより、株式の流動性向上や投資家層の更なる拡大を図ることが目的としている。

8月高値からの調整にも一巡感が高まりつつあった中、格好の反発材料と捉えられる形になっている。

この時期の株式分割実施は3年連続となる。

3Dマトリクス (T:7777):412円(-2円)一時大幅高。

米国子会社が、米国食品医薬品局(FDA)より承認を受けていた耳鼻咽喉科向け癒着防止兼止血材「PuraSinus」の販売を開始したと発表している。

世界の癒着防止材市場は約1000億円の顕在市場があり、同社は、整形外科手術での適用、小児心臓外科手術や不整脈のアブレーション治療での適用、産婦人科手術での適用等にも展開したいとしており、早期の承認取得を目指し引き続き開発を進める考えだ。

日東電 (T:6988):6950円(+480円)大幅反発。

前日に説明会を実施しており、ポジティブな評価につながっているもようだ。

初めてハイエンドOLEDスマホ向け偏光板の一部採用が決まったことが明らかになったほか、ハイエンドスマホ向け高精度基板の採用拡大の可能性なども言及されているもよう。

核酸医薬事業に関しても、受託製造の需要が広がってきているなど、期待製品の先行き期待が高まる形に。

日本オラクル (T:4716):11690円(-1130円)急落。

前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は145億円で前年同期比2.0%増益となった。

経費削減効果などで増益を確保したものの、新型コロナによる企業活動低下でソフトウェアライセンス販売の売り上げが伸び悩み、市場予想は下回ったとみられる。

クラウドサービス需要の拡大に伴う上振れ期待は高かったとみられ、増益率鈍化をネガティブ視する動きが優勢のようだ。

オプトエレクト (T:6664):427円(-52円)急反落。

20年11月期第3四半期(19年12月-20年8月)決算を発表している。

連結営業損益は2.97億円の赤字。

前年同期は4.96億円の黒字だった。

第3四半期の3カ月間のみでは0.17億円の赤字(前年同期は0.13億円の黒字)。

欧州で新型コロナウイルス感染症による影響が大きく、欧州経済の減速で販売価格が低下したうえ、営業・販売活動も停滞し、収益の重しとなっている。

西武HD (T:9024):1134円(-144円)大幅続落。

前日に未定としていた業績予想を公表している。

上半期営業損益は390億円の赤字、通期では560億円の赤字としている。

鉄道業やバス業における出控えによる利用客の減少、ホテルやレジャー・スポーツ関連・商業施設などにおける出控えやソーシャルディスタンスを意識した営業形態による利用客の減少などが背景。

通期の市場コンセンサスは100億円強の赤字であったため、想定以上の損益悪化と捉えられている。

BASE (T:4477):11300円(-450円)大幅反落。

前日に海外募集による新株式120万株の発行を発表している。

資金の使途は広告宣伝費に41.03億円、人件費など採用費に20.36億円、運転資金に31.04億円、M&A及び資本提携に31.54億円を充当するとしている。

同社は20年12月期の業績に与える影響は軽微としているが、目先は株式の希薄化や需給の悪化が警戒される展開になっているようだ。

なお、今回の新株式発行に関連して大和証券と同社の代表取締役で筆頭株主の鶴岡裕太氏との間で株券貸借に関する契約が締結されている。

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