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注目銘柄ダイジェスト(前場):島忠、エフアンドエム、アドバンテスなど

発行済 2020-10-30 12:14
更新済 2020-10-30 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):島忠、エフアンドエム、アドバンテスなど
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エプソン (T:6724):1217円(+90円)大幅反発。

前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は72億円で前年同期比54.5%減と大幅減益になったものの、市場予想は65億円程度の赤字であったため、想定以上に底堅い状況と評価されている。

インクジェットプリンターが想定以上に底堅い推移となっているようだ。

通期予想も従来の160億円から280億円、前期比29.1%減に上方修正、市場予想を100億円強上回る水準となっている。

パナソニック (T:6752):960円(+44.5円)大幅続伸。

前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は929億円で前年同期比10.7%増益、第1四半期の38億円からは急回復し、市場予想も600億円程度上回った。

インダストリアルソリューションズが引き続き順調で、アプライアンスやオートモーティブ事業なども改善している。

通期予想は1500億円、前期比48.9%減を据え置いているが、未達の見方も多かっただけに、第2四半期までの高い進捗率に安心感が強まっている。

島忠 (T:8184):5580円(+520円)大幅続伸。

ニトリHDが完全子会社化を目指してTOBを実施することを正式に発表している。

現在はDCMHDがTOBを実施しているが、TOB価格はDCMHDの4200円に対してニトリHDでは5500円としている。

TOB価格の開きは想定以上に大きく、ニトリHDが示したTOB価格にサヤ寄せを目指す動きになっている。

さらなるTOB価格引き上げへの思惑などは現在のところ限定的なようだ。

ファナック (T:6954):22440円(+1075円)大幅続伸。

前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は212億円で前年同期比4.0%増と増益転換、第1四半期の同61.3%減からは急回復する格好に。

また、通期予想は従来の385億円から854億円、前期比3.3%減にまで上方修正。

保守的とはみられていたものの、720億円程度であったコンセンサスを大きく上回る水準までの上方修正にはインパクトが強まる状況のようだ。

とりわけ、ロボドリル需要の伸長が寄与しているもよう。

エフアンドエム (T:4771):1555円(-155円)大幅に反落。

21年3月期の営業利益を従来予想の9.11億円から11.40億円(前期実績9.51億円)に上方修正している。

上半期に新型コロナウイルスの影響で営業活動費が減少したほか、アカウンティングサービス事業で主な顧客の生命保険営業職員活動が抑制され、業務委託料費用負担が低減したため。

ただ、下半期は積極的な営業活動を行うとしており、材料出尽くし感から売り優勢となっているようだ。

アドバンテス (T:6857):6020円(+500円)大幅続伸。

前日に上半期決算を発表、営業利益は309億円で前年同期比5.9%減益となったが、市場予想を30億円程度上振れる着地になった。

通期計画も450億円から525億円、前期比10.6%減に上方修正、500億円程度のアナリスト予想も上回る水準となっている。

市場見通しはSoCテスタの想定を引き上げているもよう。

第1四半期決算がネガティブインパクトになっていたことで、上振れ決算をポジティブ視する動き優勢に。

イメージワン (T:2667):440円(-4円)朝高後、マイナス転換。

富山大学及び医療コンサルティング事業のRMDC(東京都中央区)との三者で共同研究契約を締結し、再生医療関連事業での細胞組織培養技術と全自動細胞培養装置の開発を11月から開始すると発表している。

RMDCとは業務提携済み。

富山大学は研究開発から製造まで一貫した体制が整っており、再生医療の研究を進めている。

共同研究では、細胞培養条件を改善するための要件の洗い出しと技術的課題の解決に取り組む。

ドリコム (T:3793):885円(+49円)一時大幅高。

21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の営業利益予想を前年同期比163.8%増の14.00億円と発表している。

第2四半期累計(20年4-9月)は同216.8%増の10.52億円で着地した。

ゲーム事業で他社IPゲームやオリジナルゲームが順調に推移した。

また、昨年から注力している不採算タイトルへの対応が進んだほか、運用効率化や足元の経済情勢を考慮した費用抑制が寄与し、利益を押し上げた。

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