[北京/上海 2日 ロイター] - 中国の大手国有銀行2行は2日、米大統領選を受けて市場のボラティリティーが上昇した場合、貴金属や外国為替関連商品の取引を制限する可能性があると警告した。
資産規模で国内4位の中国銀行 (SS:601988) (HK:3988)は取引の抑制や停止の可能性があるとし、中国交通銀行 (SS:601328)は選挙期間中にスプレッドや取引を潜在的に制限する措置を講じていると述べた。
中国銀行は今月3─4日の間に貴金属および外国為替市場のボラティリティーが大幅に上昇すると予想しているとの見方を示し、流動性が極端に逼迫した場合は影響を受ける商品の取引を停止し、取引量を制限する可能性があるとした。
交通銀行は「柔軟な調整」を行い、国際市場や市場の流動性に基づいて取引を制限するという考えを示した。
ただ、両行とも市場が安定すれば取引制限は解除されると述べた。