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マザーズ先物概況:反落、ワクチン開発進展でデジタル化遅延懸念

発行済 2020-11-10 16:22
更新済 2020-11-10 16:41
© Reuters.  マザーズ先物概況:反落、ワクチン開発進展でデジタル化遅延懸念

10日のマザーズ先物は前日比90.0pt安の1160.0ptとなった。

なお、高値は1292.0pt、安値は1157.0pt、取引高は14755枚。

本日のマザーズ先物は、米国ナスダック市場が下落したことや、ナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを引き継ぎ反落でスタートした。

現物株の寄り付き後は、昨日にファイナンスを発表した、時価総額上位のJMDC (T:4483)や、アンジェス (T:4563)が株式の希薄化懸念から下落したことが相場の重しとなり、マザーズ先物は下げ幅を拡大して軟調な展開となった。

また、企業や行政のデジタル化が、コロナワクチン開発の進展で遅延するとの懸念から、時価総額上位のAIinside (T:4488)や弁護士ドットコム (T:6027)などデジタル化関連銘柄が大幅安したこともマザーズ先物の下げを加速させた。

そのほか、時価総額上位のメルカリ (T:4385)やBASE (T:4477)など巣籠り関連も下落したことも先物の売り圧力となった。

これらのことから、マザーズ先物は一時、93.0pt下落し、本日の安値付近で取引が終了となった。

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