日経平均は7円安(9時15分現在)。
今日の東京株式市場はやや売りが先行した。
昨日の米国市場が感謝祭で休場だったことから海外勢の取引が低調な中、国内の新型コロナウイルス感染者が昨日新たに2505人確認され、1日当たりの感染者が過去最多となった21日以来の2500人超えとなるなど感染拡大に歯止めがかからず、株式市場の重しとなったことに加え、英アストラゼネカがオックスフォード大学と開発中の新型コロナワクチンに関し臨床試験(治験)の過程で誤りがあったと英FTなどで報じられたことも市場の雰囲気を重くした。
また、昨日までの3日続伸で日経平均が1000円を超す上昇となった後ということもあり、利益確定売りも出やすかった。
一方、このところの株価上昇に乗り遅れた投資家からの買いが継続するとの見方も指摘され、相場の先高観は強く、寄付き段階での日経平均の下げは限定的だった。