日立造 (T:7004):511円(+21円)大幅続伸。
伊藤忠商事とドバイで世界最大級のごみ焼却発電を受注したと報じられている。
総事業費は約1200億円で2024年に稼働予定、35年間の運営も担うようだ。
建設と運営を担う新会社を現地で立ち上げ、同社子会社が10%を出資する。
直近では、日本と中国が二酸化炭素を再利用するカーボンリサイクルでのプラント建設を検討などとも伝わっており、再生可能エネルギー関連としての関心が急速に高まる形になっている。
LINK&M (T:2170):572円(+1円)もみ合い。
前日に業績予想の上方修正を発表している。
調整後営業利益は従来の17.5億円から19億円、前年同期比35.9%減に引き上げ、オンライン上でのサービス提供定着を受けて、業績回復が想定以上となっているもよう。
また、純損益は関連会社の新規上場に伴う株式売却益で、29億円の赤字から24.3億円の赤字に上方修正。
上半期調整後営業利益が同25.3%減であったため、上方修正のインパクトは乏しいようだ。
富士フイルム (T:4901):5280円(-262円)大幅続落。
厚生労働省の専門部会では、抗インフルエンザ薬「アビガン」について、新型コロナウイルス感染症治療薬としての承認判断を見送り、継続審議とすることを決定と伝わっている。
同社では10月に承認申請を行っていた。
「有効性を判断するのは困難」とする国の審査報告書がすでに伝わっていたが、「アビガン」期待は強く織り込まれていたことで、あらためて売り材料視される動きとなっている。
クスリのアオキ (T:3549):8880円(-120円)続落。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は84.8億円で前年同期比27.9%増となり、従来予想の81.9億円を上回る着地になっている。
感染症防止対策としてのマスクや消毒液等の衛生関連商品、外出自粛に伴う食料品・日用品等の需要が増加しているようだ。
ただ、第1四半期も同41.0%の大幅増益決算であり、好決算へのサプライズは限定的。
通期予想も据え置きとしており、目先の出尽くし感が優勢になっている。
西松屋チェ (T:7545):1488円(-39円)伸び悩んで大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は109億円で前年同期比3.7倍に。
通期予想の107億円、前期比5.6倍を超過する状況になっている。
また、発行済み株式数の0.67%に当たる41万7000株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。
12月の月次動向でも既存店売上高は前年同月比15.3%増と前月から増収率が拡大。
ただ、直近で上方修正を発表など好業績は織り込み済み、目先の材料出尽くしと受けとめられるレントラックス (T:6045):591円(+44円)年初来高値。
11月の売上高が前年同月比57.8%増の10.44億円になったと発表している。
10月の同40.6%増から加速しており、高い伸び率を維持したことが好感されて買いが集まっている。
4-11月の累計では79.06億円となり、21年3月期の売上高予想(前期比6.3%増の100.97億円)に対する進捗率は78.3%に達している。
パートナーサイト運営者数は前月比291名増の3万4821名だった。
KaizenPF (T:4170):1271円公開価格(1150円)を1.7%上回る1170円で初値を付けた。
会社設立は17年4月3日。
WebサイトのUI・UX改善サービスの提供のほか、企業の顧客体験のデジタルトランスフォーメーション推進を手掛ける。
20年12月期の営業損益予想は0.02億円の黒字(前期実績は1.62億円の赤字)。
サイトソリューション事業や動画ソリューションを提供するKaizen Video事業が順調に伸び、黒字転換に寄与すると見込む。
いつも (T:7694):3465円公開価格(1540円)の約2.3倍となる3610円で初値を付けた。
21日に上場したが、取引が成立しなかった。
事業内容はECの総合支援。
21年3月期の営業利益予想は前期比158.0%増の4.38億円。
外出自粛や在宅勤務で消費者が購買チャネルをECにシフトさせたことからECマーケットプレイスサービスが伸長するほか、ECマーケティングサービスも堅調に推移する見通し。
第2四半期累計の実績は3.32億円で、進捗率は75.8%。