明電舎 (T:6508):2331円(+87円)大幅続伸。
SMBC日興証券では投資判断「1」を継続で、目標株価を2000円から2700円に引き上げている。
半導体製造装置向け真空コンデンサ、北米を中心とした再エネ向け製品・部品の市場拡大など高いテーマ性に加え、利益の過半をストック型の保守・サービス事業が占めるなど利益の質の高さを評価。
また、第2四半期で悪材料出尽くしとなったxEV向け部品事業が、今後は主要ドライバーとして改めて評価される余地も大きいと指摘。
しまむら (T:8227):10830円(+390円)大幅続伸。
大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価は12000円を継続している。
一昨日に発表の第3四半期決算をポジティブと評価、短期生産による売筋商品の追加やレジ割引の抑制などにより粗利益率が改善し、計画を大きく上振れたものと推測しているようだ。
大和証券では21年2月期営業利益を従来の340億円から370億円、前期比61%増に上方修正、会社計画の309億円を上回るとみている。
日電波 (T:6779):642円(+39円)大幅続伸。
5Gスマホ向け水晶振動子「NX1612SD」の量産を開始したと一部で報じられている。
独自技術で基準発信源を高周波化した振動子を開発し、位相ノイズを抑えて受信感度を高めたとされている。
米クアルコム・テクノロジーズで5G振動子として初の承認を受け、複数のスマホメーカーなどに供給するもよう。
25日線レベルまで株価調整も進んでいたことで、押し目買いの手掛かり材料につながっている。
スギHD (T:7649):6860円(-50円)反落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は253億円で前年同期比25.8%増益、9-11月期も68億円で同27.1%増益に。
会社計画は8億円程度上振れ、市場予想も10億円以上上回っているもよう。
粗利益率の改善に加えて、販管費の削減も進んだ。
ただ、9-11月期の増収率は同6.7%増となり、上半期までの2ケタ増ペースからは鈍化、第4四半期にはコスト増なども計画されているもようで、先行きモメンタムの悪化を警戒する動きにも。
アダストリア (T:2685):2090円(+228円)大幅反発。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は11.1億円で前年同期比90.7%減益となったが、9-11月期は55.2億円で同14.8%増となっている。
通期計画は10億円の赤字予想を据え置いているが、想定以上の第3四半期決算を受けて、大幅な上振れ期待も高まる状況のようだ。
9-11月期は客数の改善が図れたほか、EC専業子会社が伸長した。
在庫コントロールの徹底によって、値引き率なども改善しているもよう。
オンデック (T:7360):5200円公開価格(1550円)の2.9倍となる4500円で初値を付けた。
29日に上場したが、取引が成立しなかった。
会社設立は07年12月28日。
主な事業はM&Aに関する仲介、アドバイザリー業務。
20年11月期の営業損益予想は前期比9.0%増の1.32億円の黒字。
成約件数が前期の19件から24件に拡大し、増益に寄与する見通し。
業務提携先である野村證券の紹介案件による成約報酬が全体の2割強を占めると見込む。
第3四半期累計の実績は0.32億円の赤字だった。
ITbookHD (T:1447):510円(+32円)大幅に続伸。
グループのITbookテクノロジー(東京都港区)が千葉市の「スマートアグリバレー計画」に協力すると発表している。
スマートアグリは、ICT技術などを活用して脱属人的な農業を実現する試み。
気象環境センシングシステム「みまわり伝書鳩」や施設園芸向け環境制御機「温調みつばち」を提供する。
また、高所作業の風速対策や作業員の熱中症対策などのため、みまわり伝書鳩に気象予報機能を追加した。
メディシノバ (T:4875):533円(+41円)大幅に続伸。
進行性多発性硬化症の治療を目的としたMN-166(イブジラスト)とインターフェロン-βの併用療法に関する特許出願で、米国特許商標庁から承認通知を受領したと発表している。
進行性多発性硬化症によるネガティブな影響の緩和や治療、MN-166とインターフェロン-βをそれぞれ別の投与法で進行性多発性硬化症の進行を遅らせる内容などをカバーする。
今回の特許は少なくとも39年10月まで有効という。