ドル/円
午後3時現在 87.05/06 1.2904/05 112.34/36
正午現在 87.19/24 1.2910/15 112.59/62
午前9時現在 87.42/46 1.2918/21 112.91/96
NY17時現在 87.43/47 1.2928/34 113.09/14
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[東京 16日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時
点から下落した87円前半。海外市場の流れを引き継ぐ形で上値の重い展開が続き、一時
86.97円と1日以来の安値を更新。7カ月半ぶり安値まであと1銭まで迫った。
東京市場でもドル/円は軟調。米2年債
となどが手掛かりとなって売られた流れを引き継いだ。アジア株の下げが東京市場の手掛
かりで、トレーダーの間では86円台に控える一段のドル売り/円買いを誘発するストッ
プロスの存在が話題となった。
ただ、最近の取引レンジ下限との見方もある87円台では短期筋の買い戻し意欲も根強
いといい、午後の取引では87.00円を挟んだ水準で安値圏の攻防が続いた。
ドルは対ユーロでも上値の重い展開。ユーロ/ドルは早朝の取引で1.2955ドルと
2カ月ぶり高値をつけた後、1.29ドル前半でもみあいが続いた。海外市場では、予想
を下回る米指標などを受けてユーロ/ドルは200ポイントを超える大幅上昇となった。
<米2年債利回りが過去最低水準>
米金利の急速な低下について、大和総研チーフ為替ストラテジストの亀岡裕次氏は「製
造関連指標やPPIは政策支援が切れたことによる住宅の反動減という一時的な影響が大
きい。デフレまで意識する必要はない」と指摘。
きょう発表される7月米ミシガン大消費者信頼感指数(ロイター予測:74.5)と米
6月CPI(同:前月比横ばい)は「予想通りならミシガン大消費者信頼感指数は前月か
ら1.5ポイントの低下。ドル売りと金利低下を支援する方向だろうが、2ポイント以内
の低下であれば、そう大きな影響はないだろう」(亀岡氏)と話している。
(ロイター 基太村真司記者)