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今日の為替市場ポイント:米国株高を意識してリスク回避の円買い縮小も

発行済 2021-12-03 08:32
更新済 2021-12-03 08:45
© Reuters.

2日のドル・円は、東京市場では112円66銭から113円33銭まで反発。
欧米市場では、113円30銭から112円71銭まで反落した後、113円24銭まで戻しており、113円20銭で取引終了。
本日3日のドル・円は主に113円台で推移か。
米国株式の反発を意識して、リスク回避的な円買いは縮小するとみられる。


2日の米国株式市場では、主要株価指数がいずれも上昇。
新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株の感染拡大が警戒されているが、世界経済に大きな打撃を与えるような深刻な感染被害は現時点で報告されていないことから、リスク回避的な取引は縮小した。
株高を意識して債券利回りは全般的に上昇。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「2022年1-3月期にテーパリングを終了することが適切になる」との認識を示したことなどが債券利回りの上昇につながった。


バイデン米大統領は、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の影響が克服されるにつれ、インフレ圧力は和らいでいくとの見方を示しているが、米金融当局は高インフレの状態は長く続くとの見方に傾いている。
市場参加者の間では2022年に2回の利上げが実施されるとの見方が再浮上している。
次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入を早い時期に終了することが決定される可能性があるが、FOMCの政策金利見通しにも注目が集まりそうだ。



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