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NY外為市場=ドル小幅高、FOMC議事要旨後の動揺一服

発行済 2022-01-07 05:48
更新済 2022-01-07 07:10
© Reuters. 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅に上昇した。新規失業保険申請件数などの経済指標を受けた。2011年1月撮影(2022年 ロイター/Kacper Pempel)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅に上昇した。新規失業保険申請件数などの経済指標を受けた。前日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて急速に下げ渋ったが、この日は落ち着きを取り戻した。

CMEグループのFEDウオッチによると、3月会合で0.25%ポイントの利上げが決定される確率は70%以上となっている。

デイリーFXコムのアナリスト、ジョン・キックライター氏は「市場は金融政策などに一段と注目しており、それがドルの材料になっている」と述べた。

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は6日、米連邦準備理事会(FRB)は早ければ3月に利上げする可能性があるとしたほか、必要に応じてインフレに対して一段と積極的な措置を講じる「良い状況」にあると述べた。

経済指標では、米労働省が6日に発表した1月1日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比7000件増の20万7000件と、市場の減少予想(19万7000件)に反し、増加に転じたが、週ごとのボラティリティーを除けば、労働市場はなお引き締まった状況にあることが示された。

米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は6日、米労働市場は「非常に堅調」であるほか、高インフレは「抑圧的な税」として貧困層を中心に負担をかけるため、米連邦準備理事会(FRB)は年内に利上げすべきと述べた。

ドル指数は0.071%高の96.253。アナリストによると96.40がテクニカル面での抵抗水準となっている。同水準を上回れば12月の高値96.91が視野に入るという。

米国みずほ証券の米国担当チーフエコノミスト、スティーブン・リチウト氏は、ドル指数は22年序盤に98水準に向かい、100への「オーバーシュート」もあり得るとした。

ユーロは0.17%安の1.1294ドル。ドイツ連邦統計庁が6日発表した欧州連合(EU)基準(HICP)の消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比5.7%上昇となったが、伸び率は6カ月ぶりに鈍化した。

日本円は対ドルで0.26%高の115.82円。ポンドは0.16%安の1.3532ドル。ポンドは前日に1.3598ドルと2カ月ぶりの高値を付けていた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.08%安の4万3400.97ドル。

ドル/円 NY終値 115.82/115.85

始値 115.79

高値 115.95

安値 115.64

ユーロ/ドル NY終値 1.1291/1.1295

始値 1.1312

高値 1.1331

安値 1.1287

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