15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き
■日機装、22/12上方修正 営業利益350億円←100億円
■前場の注目材料:東芝、エピウエハー内製化、SiCパワー半導体「垂直統合」にカジ
■ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き
15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
14日の米国市場はNYダウが1ドル高、ナスダックは262ポイント安だった。
ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控えて買い先行で始まったものの、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを警戒し下落に転じた。
長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られるなか、中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の25040円。
円相場は1ドル118円20銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まることになりそうだが、ロシアとウクライナの停戦協議の行方やFOMC待ちのなか、積極的な売買は手控えられそうである。
また、中国の深センがロックダウンに入ったことから、世界経済への影響なども警戒視されることになろう。
日経平均は5日線水準での底堅さが意識されると見られるものの、リバウンド狙いの動きは限られる一方で、米ハイテク株安の影響から指数インパクトの大きい値がさハイテク株は買い手控えられる可能性があるため、下へのバイアスが強まる動きは警戒されそうだ。
そのため、5日線を割り込んでくる局面では、25000円をターゲットとした先物主導での売り仕掛け的な動きには注意する必要がありそうだ。
物色の流れとしては米長期金利の上昇を手掛かりにハイテク株は軟調に推移する一方で、金融株は買われる可能性があるため、ややバリューシフトが意識されやすいと見られる。
また、中国のロックダウンを受けて、コロナ対策関連への物色も見られよう。
もっとも、国内においてはまん延防止措置の解除が近づいているほか、新規感染者数の減少傾向のなか、経済活動の正常化を想定した物色に向わせよう。
また、マザーズ指数については調整基調が継続しているものの、足元では底固めの動きを見せてきている。
物色の方向性が定まらない状況ではあるが、業績面で安心感のある銘柄の他、直近IPO銘柄で需給整理が一巡し下値の堅さが見られてきた銘柄については、見直しの動きが意識されてくる可能性はありそうだ。
こう着感が強まる局面においては、材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きも活発化しそうである。
■日機装、22/12上方修正 営業利益350億円←100億円
日機装 (T:6376)は2022年12月期業績予想の修正を発表。
売上高は1960億円から1700億円に減収したが、営業利益は100億円から350億円に上方修正している。
LEWA社、Geveke社の株式譲渡により連結範囲から除外となるため。
株式譲渡益約320億円に加え、株式譲渡に係るアドバイザリー費用など関連諸費用のほか、現在進めている国内生産拠点の再編に伴う一部不稼働資産の減損損失などを織り込んでいる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(25307.85、+145.07)
・NYダウは上昇(32945.24、+1.05)
・1ドル=118.10-20円
・米国景気の拡大
・海外のコロナ感染沈静化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝 (T:6502)エピウエハー内製化、SiCパワー半導体「垂直統合」にカジ
・パナソニック (T:6752)中国で車載電池再生、現地新興と提携、技術検証
・ダイヘン (T:6622)EV充電を自律的制御、エネマネ機能搭載システム投入
・トヨタ (T:7203)コロナ規制で中国・長春工場停止、SUV生産の再開未定
・三菱ケミHD (T:4188)バイオエチレン・プロピレン・誘導品の事業化検討、豊田通商と
・日機装 (T:6376)海外2子会社を870億円で売却、スウェーデン社と締結
・ヤマハ発 (T:7272)電動自転車用パワーアシストシステム、OEM供給拡大
・エア・ウォーター (T:4088)リモハブ買収、在宅医療事業の領域拡大
☆前場のイベントスケジュール
・11:00 中・1-2月鉱工業生産(前年比予想:+4.0%、21年1-2月:+35.1%)
・11:00 中・1-2月小売売上高(前年比予想:+3.0%、21年1-2月:+33.8%) <ST>
■株式見通し:ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き
■日機装、22/12上方修正 営業利益350億円←100億円
■前場の注目材料:東芝、エピウエハー内製化、SiCパワー半導体「垂直統合」にカジ
■ややバリューシフトが意識されやすいほか、材料株での短期的な値幅取り狙いの動き
15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
14日の米国市場はNYダウが1ドル高、ナスダックは262ポイント安だった。
ロシアとウクライナの第4回目の停戦交渉を控えて買い先行で始まったものの、交渉が15日まで中断されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを警戒し下落に転じた。
長期金利の上昇を受けてハイテク株が売られるなか、中国の一部地域が新型コロナ流行拡大で経済封鎖されたため世界経済の鈍化懸念も再燃した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の25040円。
円相場は1ドル118円20銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まることになりそうだが、ロシアとウクライナの停戦協議の行方やFOMC待ちのなか、積極的な売買は手控えられそうである。
また、中国の深センがロックダウンに入ったことから、世界経済への影響なども警戒視されることになろう。
日経平均は5日線水準での底堅さが意識されると見られるものの、リバウンド狙いの動きは限られる一方で、米ハイテク株安の影響から指数インパクトの大きい値がさハイテク株は買い手控えられる可能性があるため、下へのバイアスが強まる動きは警戒されそうだ。
そのため、5日線を割り込んでくる局面では、25000円をターゲットとした先物主導での売り仕掛け的な動きには注意する必要がありそうだ。
物色の流れとしては米長期金利の上昇を手掛かりにハイテク株は軟調に推移する一方で、金融株は買われる可能性があるため、ややバリューシフトが意識されやすいと見られる。
また、中国のロックダウンを受けて、コロナ対策関連への物色も見られよう。
もっとも、国内においてはまん延防止措置の解除が近づいているほか、新規感染者数の減少傾向のなか、経済活動の正常化を想定した物色に向わせよう。
また、マザーズ指数については調整基調が継続しているものの、足元では底固めの動きを見せてきている。
物色の方向性が定まらない状況ではあるが、業績面で安心感のある銘柄の他、直近IPO銘柄で需給整理が一巡し下値の堅さが見られてきた銘柄については、見直しの動きが意識されてくる可能性はありそうだ。
こう着感が強まる局面においては、材料系の銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きも活発化しそうである。
■日機装、22/12上方修正 営業利益350億円←100億円
日機装 (T:6376)は2022年12月期業績予想の修正を発表。
売上高は1960億円から1700億円に減収したが、営業利益は100億円から350億円に上方修正している。
LEWA社、Geveke社の株式譲渡により連結範囲から除外となるため。
株式譲渡益約320億円に加え、株式譲渡に係るアドバイザリー費用など関連諸費用のほか、現在進めている国内生産拠点の再編に伴う一部不稼働資産の減損損失などを織り込んでいる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(25307.85、+145.07)
・NYダウは上昇(32945.24、+1.05)
・1ドル=118.10-20円
・米国景気の拡大
・海外のコロナ感染沈静化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝 (T:6502)エピウエハー内製化、SiCパワー半導体「垂直統合」にカジ
・パナソニック (T:6752)中国で車載電池再生、現地新興と提携、技術検証
・ダイヘン (T:6622)EV充電を自律的制御、エネマネ機能搭載システム投入
・トヨタ (T:7203)コロナ規制で中国・長春工場停止、SUV生産の再開未定
・三菱ケミHD (T:4188)バイオエチレン・プロピレン・誘導品の事業化検討、豊田通商と
・日機装 (T:6376)海外2子会社を870億円で売却、スウェーデン社と締結
・ヤマハ発 (T:7272)電動自転車用パワーアシストシステム、OEM供給拡大
・エア・ウォーター (T:4088)リモハブ買収、在宅医療事業の領域拡大
☆前場のイベントスケジュール
・11:00 中・1-2月鉱工業生産(前年比予想:+4.0%、21年1-2月:+35.1%)
・11:00 中・1-2月小売売上高(前年比予想:+3.0%、21年1-2月:+33.8%) <ST>