■資源関連株として大手商社株とともに注目する様子も
極洋<1301>(東1)は3月28日、一段と強含んで始まり、取引開始後は3570円(35円高)まで上げ、2日続けて昨年来の高値を更新。3月後半(3月15日以降)は下げた日が一日しかない連騰相場となっている。対ロシア経済制裁により、非鉄金属や穀物だけでなく水産資源にも値上がりの影響が波及しており、商機が広がる期待が出ている。
3月22日には、「魚介高騰、乱獲が影、すし店『イカ、仕入れ値5倍』」(同日の日本経済新聞朝刊)と伝えられた中で、乱獲の影響とともに、「ロシアのウクライナ侵攻による政府の経済制裁も食卓に影響する可能性」にも指摘が及んだ。同社は連結売上高の中で水産商事事業が48%を占める。株式市場関係者の中には、大手商社株とともに注目する様子もあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)