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東京外為市場・午後3時=ドル106円前半に反発、国内勢の買いが流入

発行済 2014-10-17 05:55
東京外為市場・午後3時=ドル106円前半に反発、国内勢の買いが流入
US10YT=X
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[東京 16日 ロイター] -             ドル/円 JPY=   ユーロ/ドル EUR=   ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 106.12/14 1.2813/17 135.98/02 正午現在   106.00/02 1.2824/28 135.94/98 午前9時現在 106.00/02 1.2819/23 135.89/93 NY午後5時 105.91/93 1.2837/39 135.96/00 

  午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅にドル高/ 円安の106円前半。前日の米国市場で株価が下落、長期金利も大きく低下するなど大荒 れとなったあとを受けて、東京市場では様子見ムードが強まったが、値ごろ感からの国内 勢の買いも流入し、下支えした。

前日の海外時間、107円ちょうど付近で推移していたドルは一時105.19円ま で急落し、9月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。米小売売上高をはじめとする米経 済指標が軒並み市場予想を下回り、米10年債利回りも節目の2%を割り込んだことでド ル売りが加速した。その後は米株安・金利低下の一服で持ち直し、105円半ばから10 6円前半で推移した。

東京時間は朝方から「あれだけ強烈な米国の株安と金利低下を見せつけられては手を 出しにくい」(国内金融機関)との声が出るなど様子見ムードが強いなか、一部の国内勢 が押し目買いに動いたことで、ドルは朝方の安値105.75円から、一時106.21 円まで反発した。

市場では、「105.50円どころをキープできていれば調整の範囲内というイメー ジはある」(あおぞら銀行の為替マーケットメイク課長、諸我晃氏)との声も出ていた。

テクニカルでは週足一目均衡表の基準線が105.40─45円付近にあり、この水 準で底固めできるかがポイントになりそうだ。心理的節目の105円ちょうどと合わせて サポートゾーンを形成できるかが注目されるという。

<米国債利回りとドル/円>

午後3時時点で、米10年国債利回り US10YT=RR は2.0817/2.0800% の気配。 前日の米国債市場では、「コンベクシティ・ヘッジ」と呼ばれる米国債の買いが、大 量に市場に流入し、同利回りは1.8648%付近まで急低下。2013年5月以来の低 水準をつけた。10年債利回りの下げ幅は2009年3月以降で最大。

前日は、米債利回りの急低下にほぼシンクロして、ドル/円相場は、105.19円 付近まで売り込まれたが、この日の東京市場では、国内勢によるドル買いの助けもあり、 米債利回り低下局面でも、ドルがある程度の底堅さを保った。

コンベクシティは利回りや金利変動に対するデュレーションの感応度を示す指標で、 債券利回りが急激に低下した場合に、コンベクシティをヘッジするには、大量の国債を購 入する必要が生じる。      <エボラ出血熱>    市場では、エボラ出血熱の感染拡大もリスクとして意識されている。米景気の先行き に不透明感が広がる中、「エボラ出血熱の感染が拡大するとダブルパンチ。リスクオフで 円高が加速する可能性がある」(国内金融機関)と警戒されている。

米テキサス州保健局は15日、米国内で初めてエボラ出血熱と診断された患者の治療 に当たった医療関係者1人が、エボラ出血熱の検査で陽性反応を示したことを明らかにし た。米国では、すでに看護師1人が二次感染したことが確認されており、2人目の感染者 が出た可能性がある。

<政策期待>

米国経済の先行きが懸念が広がる中、市場では、ECBの量的緩和や日銀の追加緩和 に対する期待が広がりやすいという。

日銀の黒田東彦総裁は16日午前、参議院財政金融委員会で、最近の物価動向に関連 し、円安進行による輸入物価上昇圧力と原材料価格など国際商品市況の下落が「ある程度 、相殺し合っている状況」との見解を示した。風間直樹委員(民主)の質問に答えた。

総裁は、為替市場の動向について、水準と日々の動きにはコメントしないとしながら 、円安は「輸出の増加や国際的に展開する企業の収益を改善させ、株価の上昇などプラス の効果がある」と指摘。一方で「輸入コストの上昇や価格転嫁を通じて非製造業の収益や 家計の実質所得の押し下げ圧力につながる」と、両面あるとの認識を示した。

そのうえで「ファンダメンタルズを反映した円安は、全体として景気にプラス」と従 来の見解を繰り返すとともに、為替動向を「引き続き注意深く見ていきたい」と語った。   市場の反応は限定的だった。   

(森佳子) ((※ yoshiko.mori@thomsonreuters.com)(03-6441-1877)(RM: yoshiko.mori.thomsonreuters.com@reuters.net))

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