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為替週間見通し:米国金利の先高観を背景にドル買い継続も

発行済 2022-04-16 15:09
更新済 2022-04-16 15:15
© Reuters.
【今週の概況】
■日米金利差拡大予想で約20年ぶりのドル高水準

今週のドル・円は一段高。
約20年ぶりとなる126円68銭まで上昇した。
4月12日発表の3月米消費者物価指数は市場予想を上回る高い伸びを記録し、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ高進に積極的に対応するとの見方が一段と強まった。
また、日本銀行の黒田総裁が「強力な緩和を粘り強く継続」と発言し、日米金利差のさらなる拡大も予想されたことから、ドル・円は2015年6月の高値125円86銭を上抜け、13日の取引で126円台に乗せた。
その後も、ウィリアムズNY連銀総裁の「0.50ポイントの利上げは理にかなった選択肢」との発言があり、週末の海外イースター休場のなか本邦実需筋からドル買いが強まり、ドルは126円台後半まで続伸した。
ドル・円は126円44銭でこの週の取引を終えた。
今週のドル・円の取引レンジは、124円01銭から126円68銭となった。


【来週の見通し】
■米国金利の先高観を背景にドル買い継続も

来週のドル・円は底堅い値動きか。
米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め観測で、金利先高観を背景としたドル買いは継続しそうだ。
一方、日本のインフレ指標も注目されるが、日本銀行は金融緩和継続の方針でドル高円安の基調は変わらず、ドルの下落は想定しにくい。
米3月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.5%と、約40年ぶりの高水準を記録。
同コア指数は予想を下回ったものの、FRB当局者は総じてバイデン政権のインフレ退治を強力に後押しするスタンスを示しており、米10年債利回りは2.8%台に上昇している。
米インフレ高進を受け、次回5月3-4日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅を0.25ポイントから0.50ポイントに拡大するほか、保有資産の縮小を進める公算。
米長期金利の先高観は一層強まるとみられる。


一方、日本のCPIも焦点となりそうだ。
4月以降のコア指数は日銀が目標としてきた2%前後に伸びるとみられる。
3月分は前年比+0.8%程度にとどまる見通しだが、エネルギーや食料品の物価上昇を反映しよう。
黒田日銀総裁は、金融緩和策の出口政策論議は時期尚早としており、緩和政策の堅持が意識されることから、ドル買い・円売りの流れは変わらないとの見方が多いようだ。
ただ、円安容認の黒田日銀に対し、政府サイドから「悪い円安」をけん制する発言が相次いでいる。
足元のドル・円相場は約20年ぶりのドル高・円安水準であることから、円安進行をけん制する発言が続くとみられるが、ドルの下値は堅いとみられる。


【米・4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数)】(21日発表予定)
21日発表の4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は20.5と、前月の27.4を下回る見通し。
製造業の堅調さが維持されれば、足元の景況感の改善を好感した株高・金利高・ドル高は一服しそうだ。


【日・3月全国消費者物価コア指数】(22日発表予定)
22日発表の3月消費者物価コア指数は2月実績を上回る見込み。
物価上昇率は2月実績を上回る見込みだが、市場予想を上回った場合、日銀による出口政策への思惑から主要通貨の対円レートの上昇を抑制する要因に。


予想レンジ:125円50銭−127円50銭


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