[上海 25日 ロイター] - 新型コロナウイルス流行でロックダウン(都市封鎖)が続く上海で25日、規制地区をより細かく限定して対策を講じる措置の導入が検討されている。
北東部の楊浦区の当局者が記者会見で、より的を絞って規制を実施するために地区を細かく分けることを検討していると述べた。
例として、担当する同済新村では6000人の住人全員が完全なロックダウン下にあるが、ごく少数の集合住宅で陽性例が報告されているだけで、より的を絞った規制が検討されると述べた。
こうした措置が上海全域に導入されるかは不明だが、住人の間では楊浦区の試みが機能すれば導入が広がることへの期待が広がっている。
上海市で24日に確認された新型コロナウイルス感染による死者は51人に上り、前日の39人から増加した。市政府が25日明らかにした。
無症状の新規感染者は1万6983人で、前日の1万9657人から減少した。症状のある人は前日の1401人から2472人に増えた。