[シンガポール 6日 ロイター] - アジアのウエルスマネジメント業界がデジタル資産の提供に慎重になっていることがアクセンチュアの調査で明らかになった。需要は急増しているが、デジタル資産の理解が不足しているという。
現在、アジアの富裕層の52%が何らかの形のデジタル資産を保有しており、この比率は22年末までに73%に達する可能性がある。
デジタル資産は、調査対象の投資家の資産の7%を占め、資産クラス別では、外貨、コモディティーなどを抜いて5位となったが、ウエルスマネジメント会社の3分の2はデジタル資産を提供する計画がないと回答した。
背景にはデジタル資産に対する信頼と理解の欠如、様子見姿勢、業務上の複雑さがあるという。