[タンパ(米フロリダ州)15日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は15日、あまりにも急激に金利を変動させれば、経済の中にまだ存在しているポジティブな傾向が損なわれる一方、すでに膨れ上がっている不確実性が増大する恐れがあるとの考えを示した。
ボスティック総裁はタンパベイ・ビジネス・ジャーナルのフォーラムで、75ベーシスポイント(bp)の利上げ幅はそれ自体が「大きな動き」だったとし、連邦準備理事会(FRB)は「秩序立った」政策引き締めをを望んでいると指摘。「あまりにも劇的な動きで、うまくいっている多くのことが損なわれる恐れがある」と述べた。
ただ、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で予想される利上げの幅について、75bpを支持するとは明確に示さなかった。
ボスティック総裁は13日、6月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受け、今月のFOMCで100bpの利上げを検討する可能性があるとの見方を示していた。