[東京 25日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 120.31/33 1.1170/74 134.40/44 午前9時現在 120.26/28 1.1178/82 134.44/48 NY午後5時 120.02/08 1.1228/34 134.85/89
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の 120.31/33円だった。午前中は日経平均株価が伸び悩む中で上値が重くなったが 、午後に株価が再び反発を強めるとドル/円も値を戻した。
早朝、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容が伝わったことでドル買 いに安心感が広がった。一部短期筋によるドル買いが観測され、ドル/円は一時120. 35円まで上昇した。 イエレン議長発言について、市場では「発言自体にサプライズはなかったが、不安定 な状況の中でも年内利上げが適切と言及したことでドルがしっかり買われた」(外為アナ リスト)との声が出ていた。 仲値公示に向けては実需筋のフローも流入。120.38円まで強含み、この日の高 値をつけた。 ドル/円は午前10時半頃まで120.10─30円台でもみ合っていたが、伸び悩 んだ日経平均株価がマイナス圏に沈むと、ドル/円も連れ安となって120.02円まで 下押しされた。 午後の序盤は株価がプラス圏に値を戻してもドル/円の反応は乏しかったが、その後 に日経平均が上げ幅を拡大し、一時200円超高に値を戻した中では、ドル/円も強含ん で一時120.36円まで上昇した。
海外時間には、米9月サービス業PMI速報値や米9月ミシガン大学消費者信頼感指 数確定値の発表がある。目先では米利上げの行方よりも株価動向の方が材料視されやすい として「指標の発表後の相場反応は乏しいか、あってもあまり持続しないのではないか」 (国内金融機関)という。 もっとも、雇用統計や小売売上高などが強くても、センチメント面が弱ければ利上げ に踏み切りにくいとの見方から、市場では「各指標にバラバラ感がないか、確認していく 必要がある」(同)との声も聞かれた。 米4─6月国内総生産(GDP)確報値の発表もあるが「市場予想からのぶれがよほ ど大きくなければ、相場の動きも乏しいのではないか」(国内金融機関)という。