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[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が4日続落した。前週末の米雇用統計や米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け利下げ期待が高まった。一方、日本当局による円買い介入が先週観測された円は対ドルで下落した。
ドル指数の4日続落は3月初旬以降で最長の連続安となる。米労働省が3日発表した4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比17万5000人増と、3月から予想以上に伸びが鈍化した。賃金の前年比での伸びも約3年ぶりに4%を下回った。
一方、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は6日、FRBが「いずれ」利下げを実施するとし、次の動きが利下げとなる可能性が高いという認識を示した。
また、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は6日、FRBの政策金利は現在、経済を冷やしインフレ率をFRB目標の2%に回帰させるのに十分な水準にあると述べた。
マッコーリーのグローバル為替・金利ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は「労働市場は明らかに1年前よりも緩和しているが、同時によりタカ派的な当局者らは政策金利をより長期にわたり高水準に維持する論拠を容易に構築できる」と述べた。
ドル指数は0.1%安の105.06。ユーロ/ドルは0.12%高の1.0771ドル。
円は対ドルで下落。0.61%安の153.92円だった。
この日は日英市場が祝日で休場だった。
ポンド/ドルは0.16%高の1.2564ドル。
ドル/円 NY終値 153.88/153.91
始値 153.81
高値 154.00
安値 153.42
ユーロ/ドル NY終値 1.0768/1.0770
始値 1.0770
高値 1.0790
安値 1.0767