💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

米国株式市場見通し:景気減速懸念で景気敏感株下落、経済指標を見極める地合い

発行済 2024-08-03 13:56
更新済 2024-08-03 14:00
© Reuters.
US500
-
INTC
-
NVDA
-
VIX
-
SPSY
-
*13:56JST 米国株式市場見通し:景気減速懸念で景気敏感株下落、経済指標を見極める地合い 来週の米国株は、急速に強まった景気減速懸念が影響し調整局面を強めそうな状況だ。
年前半の相場の主役だったエヌビディアは週間で5%超下落し、史上最高値をつけた6月18日の135.58ドルからの下落率は20%超と既に下落相場入りしたとの見方。
また、同業であるインテルの2日の下落率は1971年の上場以降、2番目と歴史的な下げとなった。
ハイテク株の下落に、景気減速懸念によって資本財、金融機関の景気敏感株も下落していることで、米国株はやや厳しい局面を迎えている。



金融市場の不安感を移すVIX指数は一時29.66と2023年3月以来の水準まで上昇した。
一般的に20を超えると市場では先行き警戒感が強まりリスクオフの相場展開入りすると見られていることで、投資家の心理状態は悪化傾向にあるのは間違いない。
急速に強まった景気減速懸念を後退させるためには、経済指標の見極めが必要だ。
来週発表される7月サービス業購買担当者景気指数(PMI、改定値)やISM非製造業景気指数、週次新規失業保険申請件数などに注目。
とりわけ、景気減速懸念が強まるきっかけとなった週次新規失業保険申請件数への関心は非常に高い。
内容次第では8日頃、景気減速懸念は一気に沈静化する可能性もあろう。



週末に歴史的な下げを見せた日本市場と比べると、主要三指数は史上最高値圏からの調整入りを示したレベルに留まっているとの見方はできる。
確かにVIX指数も上昇したが、コロナショック時の80水準と比べると反応は限定的との見方もできよう。
VIX指数が20を下回るには、対象指数であるS&P500の落着きが必要となるが、数日乱高下がなければ、節目の20を割り込むと想定する。
まずは経済指標を見極めるなど相場の落着きを探る局面か。



経済指標では、5日に7月サービス業/総合PMI(改定値)、ISM非製造業景気指数、6日に6月貿易収支、7日に週次原油在庫、8日に週次新規失業保険申請件数、6月卸売在庫などが予定されている。



主要企業決算は、5日にコスモス・エナジー、シーエスエックス、6日にキャタピラー、トリップアドバイザー、ウーバー、エアビー アンド ビー、アムジェン、ゴープロ、イルミナ、7日にウォルト・ディズニー、ワーナーミュージック、ラルフローレン、ユニバーサル、ビヨンド・ミート、8日にイーライ・リリー、エクスペディア、イーストマン・コダックなどが予定されている。



最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます