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後場に注目すべき3つのポイント~出遅れセクター・銘柄への見直し

発行済 2016-03-03 12:29
更新済 2016-03-03 12:33
後場に注目すべき3つのポイント~出遅れセクター・銘柄への見直し
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3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・相対的に出遅れているセクターや銘柄への見直し ・ドル・円は113円82銭付近、日本株高受けドル底堅い ・Fリテ (T:9983)、TDK (T:6762)、ソフトバンクG (T:9984)で日経平均を約67円押し上げ ■相対的に出遅れているセクターや銘柄への見直し 日経平均は続伸。
148.53円高の16895.08円(出来高概算14億6000万株)で前場の取引を終えている。
前日の大幅上昇に対する反動もあり、小幅に反落して始まったが、その後は米株高や原油相場の上昇、為替の円安傾向などを背景に、リバウンド基調が強まっている。
途中、北朝鮮のミサイル発射などが伝えられたが反応は限られ、日経平均は一時16955.01円まで上げ幅を拡大させている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の6割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇しているが、大型株指数の強さが目立つ。
セクターでは、銀行、海運、鉱業、鉄鋼、証券、保険、電力ガス、卸売、石油石炭、非鉄金属が堅調。
半面、陸運、空運、水産農林、精密機器、金属製品などが一服。
日経平均は節目の17000円にあと45円程度まで迫る場面がみられた。
あと一歩届かなかったが、価格帯別出来高では16900-17100円辺りで膨らんでいることもあり、利食いのほか、戻り売りも出やすいところであろう。
利食いをこなしながらも底堅さが意識されてくるようだと、レンジ突破も意識されてくる可能性はある。
業種別では売り込まれていたセクターの上昇が目立っており、買戻しの流れであろう。
米ADP雇用報告の予想を上回る結果やベージュブックでの経済活動の拡大が示されたことから、週末の雇用統計への上振れも意識されやすい。
さらに原油相場の底入れの流れから先高感が強まりやすいと考えられ、相対的に出遅れているセクターや銘柄への見直しの動きが強まりそうである。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円82銭付近、日本株高受けドル底堅い ドル・円は113円82銭付近で推移。
ドル・円は底堅い値動きとなった。
堅調な日経平均株価を受けた値動き。
ドル・円は朝方113円82銭を付けた後は日経平均の切り返しに連動して値を切り上げ、一時113円89銭まで上昇した。
上海総合指数が不安定ながらプラス圏推移となったこともドルの押し上げ要因となった。
ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いているため、ドルは午後も底堅い値動きが予想されるが、利益確定売りも観測されるため上値は重そうだ。
中国経済の不透明感が広がっていることも、積極的なドル買いを手控えさせる要因となるだろう。
12時27分時点のドル・円は113円82銭、ユーロ・円は123円65銭、ポンド・円は160円21銭、豪ドル・円は83円20銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (T:9983)、TDK (T:6762)、ソフトバンクG (T:9984)で日経平均を約67円押し上げ ・225銘柄では、医薬品のほかJR東海 (T:9022)、京成 (T:9009)など内需関連銘柄さえない ・投資判断引き上げのTDK (T:6762)が堅調、引き下げのヨネックス {{|0:}}はさえない ☆後場の注目スケジュール☆ ・特になし <海外> ・特になし <SY>

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