[東京 4日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 111.38/40 1.1389/93 126.86/90 午前9時現在 111.69/71 1.1392/96 127.25/29 NY午後5時 111.61/64 1.1395/00 126.93/97
午後3時のドル/円は、前週末二ューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/ 円高の111.38/40円だった。米国の重要経済指標が悪くない内容だったにもかか わらずNY時間の終盤にかけて下げたことから、週明けの東京時間はドル売りから入る参 加者が多かったという。日経平均株価は上値が重く、ドル/円は午後にかけてじり安の展 開が続いた。
午後のドル/円は、午前に続いて上値の重い展開となった。日経平均株価がじり安基 調をたどる中で一時111.32円付近に下押しした。大引けにかけて株価が下げ幅を縮 めると、ドル/円も111円半ばに値を戻す場面があったが、戻りは鈍かった。 海外時間にかけては、相場のトレンドを決めるような重要視表の発表は控えておらず 、目先では原油価格や米株価の動向が重要になりそうだという。
朝方111.60─70円台で推移していたドルは、日経平均株価の寄り付き後から じりじり値を下げた。午前11時前に111.32円まで下落し、3月21日以来約2週 間ぶりの安値をつけた。「海外時間からの続きでドル売りから入らなければならない感じ だった」(国内金融機関)との声が出ていた。
ただ「実需筋は買ってもいいレベルまで落ちてきている」(同)との指摘もある。正 午にかけては、売りから入った参加者の買い戻しや実需筋の買いなどで下げ渋った。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門 の取組(3月29日までの1週間)によると、円の買い越しは5万4387枚と、前週の 5万3346枚から小幅に増加した。 市場では「アベノミクスに初期のような勢いがなくなり、日本から円安を促す材料が 滞っていることが大きいのではないか」(外為アナリスト)との見方が聞かれた。
(為替マーケットチーム)