ドル/円
午後3時現在 94.45/50 1.4233/37 134.45/48
正午現在 94.27/32 1.4210/11 133.97/02
午前9時現在 94.11/14 1.4249/50 134.07/20
NY17時現在 94.06/10 1.4233/36 133.76/84
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[東京 20日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5
時時点から上昇し、94円半ばで推移している。前日に急落した上海総合株価指数<.SSEC>
がきょうは戻りに転じたことでクロス円中心に買いが入り、つれて海外市場で93円後半
と1カ月ぶり安値をつけたドル/円も値を戻した。
市場の関心は引き続き中国株に集まった。前日は上海総合株価指数<.SSEC>が一時5%
の急落となったことをきっかけに、海外市場にかけてクロス円が下落。ユーロ/円は
132.17円、豪ドル/円
93.66円まで下げて1カ月ぶり安値をつけていた。
しかし、米国株の上昇で世界の株安に歯止めがかかり、アジア市場に入ると日経平均
<.N225>がしっかりのスタート。上海総合株価指数も堅調に始まり、午後には上昇幅が3
%を超えたことで、クロス円、ドル/円ともジリ高の推移になった。午後3時半までにユ
ーロ/円は134.60円まで、豪ドル/円は78円半ばまで、ドル/円も94.48円
まで上昇した。
ただ、上昇の勢いはそう強いものではなかった。ドル/円については「4─6月期決算
で社内レートを下げてきた輸出企業の売りが94円前半でも出ていた」(国内金融機関)
ことが上値を抑えた面もあるが、中国株がすぐに以前の上値追いトレンドに戻るとの期待
がもちにくいことも大きい。「中国当局は株価の急落は回避するだろうが、株高の背景に
なった過剰な融資は押さえ込みにかかる」(シンクタンク)との見方が広がっているため
で、中国株への感応度は徐々に低下しつつある。「他に材料がないため、中国株にらみの
動きになっている。あすのバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演までは、大
きな材料はないということだ」(邦銀)との声が出ている。
きょうは来週行われる米2年、5年、7年国債入札の条件が発表される。債券相場が落
ち着いており入札に向けた不安が出ているわけではないが、6月の海外投資家による米証
券投資が312億ドルの売り越しとなったこともあり、海外からの資金流入動向が注目さ
れている。JPモルガン・チェース銀行によると、入札規模は2年債440億ドル、5年
債400億ドル、7年債290億ドルの見通し。
6月は中国の米国債保有残高が減少したことが関心を集めたが、20日付の人民日報
(海外版)は、論説記事で、中国は当面、米国債保有を拡大せざるを得ないとの見方を示
した。中国政府が米国債の買いを減らし、より多様な資産の運用を習得するには時間がか
かるほか、よりリスクの高い外貨投資で損失を負ったことを踏まえると、中国は今のとこ
ろ複雑なポートフォリオを運用する知識を欠いていると指摘している。
入札について住友信託銀行のマーケットストラテジスト、瀬良礼子氏は「間接入札者比
率が30%以上を維持できるか、応札倍率が2倍以上を維持できるかがポイント」とみて
いる。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
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