サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

東京外為市場・15時=ドル90円前半、鈍い値動きが続く

発行済 2009-11-04 15:40

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 90.37/38  1.4724/27  133.03/16

正午現在   90.22/25  1.4722/24  132.81/93

午前9時現在 90.40/44  1.4730/35  133.14/21

NY17時現在 90.30/35  1.4729/33  132.99/06

--------------------------------------------------------------------------------

 [東京 4日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時

時点とほぼ変わらずの90円前半。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を今夜

に控え、アジア時間の主要通貨は小動きが続いた。予想を下回る指標を受けて豪ドルが小

幅に下落した。

 この日の取引は全般小動き。FOMCを前に積極的な取引が見送られたという。ドル/

円の値幅は90円前半で上下39銭。海外市場で大きく下落、その後反発したユーロも

1.47ドル前半で同34ポイントの小動きが続いた。

 <豪12月利上げの確率は五分に低下>

 アジア時間の取引では豪ドルが下落。対米ドルで0.90ドル半ばから

0.89ドル後半へ売られた。オーストラリア統計局が発表した10月小売売上高が前月

比0.2%減少と事前予想の0.4%増を大きく下回り、予想外の減少となったことがき

っかけ。しかし、同時に統計局が発表した9月住宅着工許可件数が前月比2.7%増と事

前予想の2.5%を小幅に上回ったことなどから、その後0.90ドル前半へ値を戻すな

ど下げは限られた。

 市場筋によると、豪金利先物市場<0#YIB:>が織り込む12月利上げの確率は、この日の

取引で5割程度へ小幅低下した。市場では、日本時間5日夕方に予定されているスティー

ブンス・オーストラリア準備銀行(中央銀行)の講演内容や6日に中銀が公表する金融政

策報告書から「次回利上げのヒントを得たい」(外銀)との声が上がっている。

 豪中銀は3日、市場予想通り政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを0.25

%引き上げて3.5%とした。スティーブンス総裁が声明で、理事会は「景気見通しがか

なり悪かった時期に導入した刺激措置を段階的に(gradually)解除することが賢明と考

えている」としたことで、前日の取引では「市場予想ほどタカ派ではなかった」(別の外

銀)との見方から、豪ドルが下落した。

 <日本の政府債務残高は円相場のリスク要因>

 国際通貨基金(IMF)が3日に公表した世界の財政見通しに関する報告書によると、

日本の政府債務残高の国内総生産(GDP)比は2014年時点で245.6%。前回調

査の7月から6.4ポイント悪化した。主要20カ国(G20)の先進国の平均

118.4%を大きく上回り、主要国で最高を記録した。

 日本国債は他の主要国に比べて海外投資家の保有比率が低いこと、ロイターが10月下

旬に実施した聞き取り調査で国内主要生保が日本国債を中心とする運用を継続する姿勢を

見せたことなどから、外為市場では円金利や日本国債の格付けに大きな影響を及ぼすわけ

ではないとの見方が大勢。だが「目先的な円安要因とは言えないが、長期的な円のリスク

要因」(先出の外銀)とする声が上がっている。

 IMFはリポートで、日本の政府債務残高はGDP比で、金融危機前に当たる07年の

187.7%から09年に218.6%、10年に227.0%に拡大すると予想。G2

0の先進国の平均は07年が78.2%、09年が98.9%、10年が106.7%だ

った。日本に続いてGDP対比の債務が大きくなったイタリアの14年見通しは

128.5%。米は108.2%、英国は98.3%となった。

 <10月米雇用統計は強含みか>

 市場では、米労働省が6日に発表する10月米雇用統計が強含みになる可能性が出てき

たとする声が上がっている。2日に米供給管理協会(ISM)が発表した10月製造業部

門指数のうち、雇用指数が53.1と昨年7月以来の50超えとなり、06年4月以来の

高水準を記録したため。きょうオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会

社が発表する10月ADP全米雇用報告が続いて強含みとなれば、「米雇用統計の非農業

部門雇用者数が予想を上回る可能性も出てくる」(外銀)という。ADP民間部門雇用者

数の事前予想は19万人の減少。

 ロイターが3日にまとめた10月雇用統計・非農業部門雇用者数の市場予想は、エコノ

ミスト76人の予想中央値で17万5000人の減少。失業率は9.9%と前月の9.8

%を上回り、26年ぶりの高水準に上昇する見通し。

 (ロイター 基太村真司記者)

(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ

セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)

 全スポットレート(ロイターデータ)

 アジアスポットレート(同)

 欧州スポットレート(同)

 クロス円レート(同)

 クロス円の時系列レート(同)

 通貨オプション

 スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

 スポットレート(RTFX)

 スポットレート(日銀公表)

 

 為替関連ニュース [FRX]

 外為市場リポート[JPY/J]

 外為マーケットアイ[JPY/JU]

 焦点・アングル・特集 [FRX-FES]

 クロスマーケットアイ[.JPCM]

 

 主要国の経済指標発表予定と予想一覧<0#JECON>

 主要国の政策金利一覧・中銀ニュース[BOX-CEN]

 きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY]

 

 速報ニュース[AA][AA-RS]

 財政・金融政策の当局者発言ニュース[RSS-PLCY]

 規制・監督関連ニュース[RSS-REGS]

 ファンド関連ニュース[RSS-FUND]

 欧州市場サマリー[NNJ/EU]

 NY市場サマリー[NNJ/NY]

 世界の主要株価指数

 

 外国為替・マネー総合メニュー

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます