ドル/円
午後3時現在 93.74/77 1.4359/63 134.57/68
正午現在 93.64/67 1.4359/63 134.51/54
午前9時現在 93.64/67 1.4369/72 134.54/61
NY17時現在 93.48/54 1.4343/47 134.14/23
--------------------------------------------------------------------------------
[東京 28日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5
時から上昇し、93円後半で推移している。前日海外市場で1カ月ぶりの安値をつけた
後、買い戻しや5・10日のドル需要から反発したが、中国株の下落で戻りの上値は限定
的だった。月末接近で個別のフローが交錯したこともあり、午後はドル/円、クロス円
ともに値動きが鈍った。
ドル/円は海外市場で93.20円と、約1カ月ぶりの安値をつけた。この反動による
買い戻しに加え、きょうが5・10日に当たることによるドル需要もあって、ドルは朝方
93.86円まで上昇してきょうの高値をつけた。過去最悪となった7月の完全失業率や
過去最大の下落率となった7月全国コア消費者物価指数(CPI)など日本の経済指標が
悪かったことも円売りにつながった。
しかし、ドルの戻りの上値はここまでだった。上海総合指数<.SSEC>が一時3%を超え
る下落となり、ドルの上値を重くしたことに加え、「ドル/円は93円半ばのオプション
をにらんだガンマ・トレードが取引の中心となっているため、オプション付近の水準に収
れんしている」(邦銀)という。
正午を過ぎると値動きは乏しくなり、午後2時半過ぎまでのドル/円の上下値幅は
93.64─93.76円の12銭。「月末接近で個別のフローが交錯している」(国内
証券)ことが、トレンドを出にくくしているという。
事情はクロス円も同じで、午後はこう着。正午から午後2時半過ぎまでのユーロ/円の
値幅は134.43─134.65円の22銭。豪ドル/円は78円半ばで25銭程度、
英ポンド/円は152円前半を中心に30銭程度の値幅でもみあった。
<ドル安/スイスフラン高>
きょうは、未明に急落したドル/スイスフランが話題を集めた。ドル/スイスフラン相
場はきょう午前3時半ごろに1.0675スイスフランから一気に1.0530フラン付
近まで急落した。
スイスフランの急騰が起きたのが、スイスに関連するニュースがない時間帯だったこと
で、市場では個別のフローによるものとの見方で一致している。一説には、ドル/スイス
フランで大量のロングポジションを抱えていた米金融機関の一角が、損失確定で1000
本から2000本のドル売り/スイスフラン買いを実行したという見方がある。「ある程
度大量のオペレーションをしなければ、あのような落ち方はしない」(ファンドマネージ
ャー)との指摘があった。また、ファンドによる大量のドル売りだったとの見方もあった
ほか、スイス国立銀行(中央銀行)が入れていた介入とみられるドル買い注文が急に消え
てしまったことから、スイスフランの値が飛んでストップロスを相次いでヒットしたとの
見方も出ている。ただ、いずれも「裏が取れておらず、観測の域を出ない」(国内銀行)
という。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net
E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
クロス円レート(同)
クロス円の時系列レート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(RTFX)
スポットレート(日銀公表)
為替関連ニュース [FRX]
外為市場リポート[JPY/J]
外為マーケットアイ[JPY/JU]
焦点・アングル・特集 [FRX-FES]
クロスマーケットアイ[.JPCM]
主要国の経済指標発表予定と予想一覧<0#JECON>
主要国の政策金利一覧・中銀関連情報[BOX-CEN]
きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY]
速報ニュース[AA][AA-RS]
財政・金融政策の当局者発言ニュース[RSS-PLCY]
規制・監督関連ニュース[RSS-REGS]
ファンド関連ニュース[RSS-FUND]
欧州市場サマリー[NNJ/EU]
NY市場サマリー[NNJ/NY]
世界の主要株価指数
外国為替・マネー総合メニュー